ここでは、ネットショップ運営者が行うプロモーションの一つ、アフィリエイト広告について説明しています。アフィリエイト収入を得る側は、以下で紹介しています。併せて読まれると見えてくるものがあると思います。
参照 => アフィリエイトプログラム比較・活用 ~ サーバ費用を捻出する
アフィリエイトとは、一般のWeb サイトやメールマガジンなどインターネットにおける広告配信システムの事を言います。広告を配信したい 『広告主』 と 広告料を得たい 『Webサイト運営者』 、その仲介を受け持つ 『アフィリエイト サービス プロバイダ(ASP)』 が存在します。
ASP と言えば アプリケーション サービス プロバイダが定着しているので、ネット経験の浅い方には紛らわしいかもしれません。
ネット広告システム(第三者)を経由した広告配信という点は、検索エンジン連動型広告と同じですが、アフィリエイト広告では、広告掲載者が広告を選ぶ、広告主が広告掲載者を選ぶ事が出来るという点が大きく異なります。
広告を配信したいECサイトです。 アフィリエイト サービス プロバイダへ契約します。バナー広告やテキスト広告、個別商品リンクなど扱える広告は、アフィリエイト サービスプロバイダによって異なります。
料金はシステム利用料として月額の固定料金、広告毎にクライアントが定めた紹介料の30%のコミッション料が発生します。
つまり、広告を掲載する側は無料で広告掲載が可能ですが、マージンを徴収されている事になるため、厳密に言えば無料ではありません。
広告を掲載する人の事で、主に個人で運営しているホームページやメールマガジンに広告を掲載します。
中には、企業運営のサイトに限定している広告主もいます。
広告収入だけを目的としたWEBサイト・メルマガ運用を行っている人の事をアフィリエイターといいます。広告掲載には、アフィリエイト事業者との契約が必要ですが、全てオンライン、無料で登録を行う事が出来ます。
広告掲載者がいなければ事業は成り立たないとも考えられますが、実際にはコミッション料として紹介料から引かれる事になるため、実質的に無料ではありません。広告掲載者に対し、料金を請求する事は決してありませんので注意が必要です。
広告収入を得る事を目的としたアドバイスについては、以下で紹介しています。
関連 => アフィリエイトプログラムの活用 ~ サーバ費用を捻出する
関連 => アフィリエイト詐欺にご注意 ~ レンタルサーバ活用
上記、『広告主(ECサイト)』 と 『Webサイト運営者(アフィリエイター)』 の仲介業者がアフィリエイト サービス プロバイダ(ASP) です。
『Webサイト運営者(アフィリエイター)』 には、サービスを無料※で提供し、広告主(EC)サイトは契約を結ぶ必要があります。多くののASP は、月額固定のシステム利用料 + 成果報酬額の30%をコミッション料という料金体系となっています。
人気の高い大手アフィリエイト サービス プロバイダは、以下の2社です。それぞれ特徴があり、両方と提携している企業も数多くあります。
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■A8.net(エーハチネット)
国内最大規模のメールマガジンまぐまぐと提携しており、まぐまぐメールマガジン全てが広告媒体となる特徴を持っています。高い集客率が特徴の広告配信サービスです。 広告収入を得る側(アフィリエイター)からみた A8.net については以下で紹介しています。 |
初期費用 | 月額料金 | 追加広告 | コミッション額 | 広告掲載サイト | 提携企業(実績) |
---|---|---|---|---|---|
52,500円 | 42,000円 | 21,000円 | 成果の30% | 25万サイト以上 | 3,400 社以上 |
■バリューコマース株式会社 |
広告収入を得る側にとっては難解なインターフェイス、システムパフォーマンスが悪くと評判は良くありませんでしたが、リニューアルに伴い従来の扱い難さが大幅に改善されています。
広告のオプションも豊富で、ベーシックプラスではRSSフィードによる広告配信も可能です。これにより、広告掲載者(アフィリエイター)側は、RSS 広告を WEB サイトに貼り付けるとで広告主により自由に広告を配信できるようになります。
広告を得たい側にとっても広告のメンテナンスが不要になるため高い広告効果を得られる特徴があります。また、Yahoo!ショッピング 出展者は、同ショッピングモールの RSS フィードを広告掲載者が利用できるため、出展者の商品の露出度もより高まります。
広告収入を得る側(アフィリエイター)からみた バリューコマース については以下で紹介しています。
参照 => バリューコマース ~ アフィリエイトプログラムの活用
初期費用 | 月額料金 | 追加広告 | コミッション額 | 広告掲載サイト | 提携企業(実績) |
---|---|---|---|---|---|
52,500円 | 約 53,000円 | 問合せ | 成果の30% | 9万サイト以上 | 1,000 社以上 |
その他大手アフィリエイト サービス プロバイダに リンクシェアがあります。初のアフィリエイト サービスプロバイダであり、アメリカの企業※です。日本国内では、三井物産と提携しサービスを提供しています。
※ 米リンクシェア社(母体)は、2005年 9月に 楽天 に買収されています。今後の事業展開が注目されます。
提携企業に Apple や DELL など一流企業が名を連ねています。ただ、リンクシェアの規約に、他のアフィリエイト サービス プロバイダとの提携は禁止されているようで、ここでは紹介しません。
ちなみに DELL は、Yahoo!ショッピングモールに出店しており、Yahoo!ショッピングモールの商品が紹介できるバリューコマースを利用して広告を出すことができます。
どのアフィリエイト サービス プロバイダも、「高い収益が見込める」 としていますが、アフィリエイト広告に適さない分野は確実に存在します。つまり、契約しても成果を上げる事が難しい分野です。
例えばパソコン販売を例に考えた場合、ネットワーク、インターネット、デジタルカメラなど様々なキーワードを連想する事が出来ます。
このような分野は適しているといえますが、テーマが絞れられる専門性の強い分野は、適しません。専門性が強い分、キーワードに引かれる消費者が多いと考えられるため、っ逆に、"検索エンジン連動型(リスティング)広告" との相性は良いといえます。
実際に、広告配信を行っていると、『こんな広告を配信する人は少ないだろうなぁ』 と思える企業も見かけます。そういう広告はチェックしていますが、大抵は最小契約期間内で撤退しています。
広告主からみた ASP 選びのポイントを思いつくまままとめました。
単純に広告掲載サイト数が多いから、集客が見込めるという訳ではない事に注意して下さい。
前述した通り、アフィリエイト事業者が広告掲載者(アフィリエイター)に提供するシステムが不味いと、広告を掲載してもらえるチャンスも低くなります。広告を見つけてもらえないとシステム利用料ばかりが量み、費用対効果が低下するばかりです。
広告掲載可能なサイトを持っているのであれば、一度、アフィリエイターの立場で実際に確認してみる事をお勧めします。単にシステムを確認するという理由だけではありません。
サイトに広告を掲載する側の立場で実際に体験して見ると、広告掲載者に好かれる広告のタイプや競合他社の広告などマーケティングプランも見えて来るからです。
実際に経験して感じた事は、次のページで紹介しています。
参照 => 成果報酬型 アフィリエイト広告 ~ 活用のポイント・アドバイス