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ドメインの重要性についてドメインとは何か (DNS)
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ドメインの重要性について ~ サーバーレンタル基礎

ドメインはホームページやメールのアドレスとなる重要な要素です。特に、はじめての方は、サーバレンタルを考える前に、ドメインについて一定の認識は必要です。先にドメインについて説明します。

ドメインとは

インターネットでは IP アドレスという重複することのない数字をネットワーク機器に割り当て互いを識別する事で繋がっています。例えば、210.80.243.14 のような。 機械的な数字では人が覚え難いため考え出されたのが、数字とアルファベットと関連付けるDNS(ドメイン ネイム システム)という仕組みです。

Yahoo! を例に説明すると http://203.216.227.176 でアクセスしても http://yahoo.co.jp でアクセスしても同じホームページが表示されます。これはDNS により

203.216.227.176 = yahoo.co.jp

と関連付けられているからです。この関連付けたアルファベット yahoo.co.jp をドメイン名といいます。メールアドレスも同様に

hogehoge@203.216.227.176 = hogehoge@yahoo.co.jp

この様に分かり易くなります。インターネットの屋台骨と言える仕組みです。このドメインを利用するには、ドメインを取得しレジストラに登録する必要があり、登録料、維持費が別途必要になります。

ポイント
ドメインの取得と維持には費用がかかります。サーバレンタル費用とは別に必要です。レンタルサーバ事業者によっては、ドメイン取得、更新を代行、また、費用に含めている所もあります。(取得、更新は自分で行う事を推奨します。

サブドメインについて.

ホスティングサービス(特に個人向け低価格)の中には、サブドメインを提供している所が多くあります。サブドメインとは、ドメインに属するドメインの事をいいます。このサイトもサブドメインによる運用ですので、これを例に説明します。

homeip.net は DDNS (ダイナミック DNS)の老舗 DynDNS.org が所有するドメインであり、そのサービス利用してサーバを公開しています。つまり、ドメインの維持費は DynDNS が肩代わりしてくれている事になります。

このように、サブドメインではドメインを取得する必要もなく、また維持費も掛かりません。レンタルサーバにおいても同様で、事業者から予めサブドメインが提供されているサービスの場合、ドメインを取得する必要がないため、申し込んで直ぐに運営が出来る事になります。

サブドメインを提供するホスティングは個人・SOHO向け

事業者が保有するドメインのサブドメインを提供しているホスティングサービスの多くは、個人やSOHOをターゲットとしたサービスである事が多いのも特徴です。

企業向けのレンタルサーバ、ホスティングサービスでは独自ドメインの取得が前提となるため、直ぐに利用可能なサブドメインは提供されないケースが殆どです。

サブドメインの欠点

ホスティングサービスが提供するサブドメインによるサイト運用には、致命的な欠点があります。(特にビジネス用途において)

サイト移転のリスク

業者から提供されるサブドメインで運用していた場合、転送制限や拡張性の問題でサイトの引越しを余儀なくされた場合、これまで利用してきたサブドメインは、自分で取得したものではないため利用は出来なくなります。

このようにアドレスが変わってしまうと、これまで利用してきたメールアドレスが使えなくなるばかりか、ホームページで獲得した顧客を一度に失う事になるため、特にビジネス用途では独自ドメインの取得は必須となります。

『顧客を全て失う』 は大げさかもしれませんが、ドメインが変わった事を知らせるため、サービスを継続しなければならないなどデメリットが多いのです。

SSL によるサイト運営者証明が行えない

独自に取得した SSL サーバー証明書による WEBサイトの暗号化が行えません。

独自ドメインによるサイト運用のメリット

独自ドメインによる運用は、上記、サブドメインのデメリットはありませんが、ホスティングサービスの場合、共用である以上、注意すべき点があります。

サーバー移転の際のリスク軽減

独自ドメインによる運用は、単にアドレスが感覚やすくなるというだけではありません。一度取得したドメインは、契約を更新する限り永久的に利用する事が出来ます。

このため、レジストラを更新する事でサーバを移転してもドメインをそのまま引き継いで運用できるメリットがあります。つまり、訪問者にアドレスの変更を伝える必要がなくなります。

レンタルサーバ事業者の多くは、ドメインの取得、管理代行サービスを行っていますが、万が一、レンタルサーバ事業者が倒産した時の事を考え、このサイトではドメインの取得・管理は、自分で行うことを強く推奨しています。

独自に取得した SSL サーバー証明書による運用が可能

提供されるホスティングサービスの多くは、(名前ベースの)バーチャルドメインという手法を利用して一台のサーバーを共有するため、基本的に 独自に取得した SSL サーバー証明書によるサイト運用は行う事は出来ませんが、独自SSL による運用可能なホスティングサービスを提供している事業者もあります。

このようなホスティングサービスを利用する場合、独自ドメインによるサイト運用は必須となります。ホスティングサービス事業者が提供する サブドメインでは行う事は出来ません。ビジネス向けのホスティングサービスで、サブドメインサービスが提供されない事が多いのは、これらの理由もあると思います。(需要が少ない)

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