ここでは成果報酬型アフィリエイト広告を導入・活用するにあたって、経験に基づく個人的なアドバイスを紹介します。
このサイトでもアフィリエイト広告を配信していますが、広告収入を目的に行っている訳ではありません。仕事柄、広告主の立場で検証する必要に迫られ導入しています。結果、広告収入が入れば嬉しいのですが、収入は殆どありません。
"アフィリエイト" をキーワードに検索すると、「1日数万儲かる」、「金持ちになれる」 といったサイトしかヒットしません。これは、ASP を紹介する事で得られる紹介料を目的としたWEBサイトが大半を占めるためです。
広告掲載者は無料で契約する事が出来るため、甘い言葉に誘われ入会する人も多くいます。しかし、現実は収入と呼べるレベルではなく、小遣いにもならないのが実態です。企業の多くはアフィリエイト広告収入をサイドビジネスとして禁止している点も、誤まったイメージが定着してしまっているという印象を受けます。
広告掲載者が 1サイトあたりで得られる広告収入は非常に限られていますが、広告によっては高い露出効果が得られるため、広告主にとって広告効果がないという訳ではありません。
ブログや SNS が魅力的な広告媒体という市場動向分析記事
CGM利用者は他人の購買行動に強く影響を与えている~CGM市場動向分析
自分で情報を提供できる人は、周囲の人からもよく相談される上すすめられた商品を購入する率が高いという事ですが、自分も知人からパソコン購入アドバイスから、オリジナルPC 制作を請け負ったりで、ほぼ100%紹介した製品を購入します。ぶっちゃけサポセン化してしまい、自分の首を絞める結果になる訳ですが、そうやって経験積んでます。
身近に相談できるパソコンに詳しい人がいなければ顔の見える SNS は魅力的なコミュニティです。分かっている事ですがデータによる裏づけという所でしょうか。ちなみに、ネットワーク管理者の CGM 利用者 100%という事ですが、自分は SNS には参加しておりません。メールアドレスで個人が特定できるサービスはセキュリティ上問題が多いと考えているからです。時間もないし全てお断りしています。
ブログの普及により誰でも簡単に情報を配信する事が出来る時代となっており、2006年3月に総務省が発表したブロガー人口は 868万人 です。1ページ1テーマである時系列(日記)系が多いブログサイトでは、実際に購入した商品を紹介する人も多く、高い口コミ効果が期待できます。
もちろん、インターネット上にどのような広告掲載サイト、メールマガジンが存在するのか事前調査は必要です。ここで注意したいのは、
ASP の会員数(広告掲載者) = 広告の露出度
ではないという事です。実際にASPと契約したものの、なかなか広告を掲載してもらえないケースもあります。
このサイトでもASPのシステムを介して、広告主から掲載して欲しいという依頼も来る
デザインセンスのあるバナー制作や紹介しやすいように商材の簡潔な説明するなど、広告主も掲載してもらうための努力も必要になります。単に紹介料を上げれば良いというわけではありません。
広告掲載者に如何に自社の広告を選んで掲載してもらうかは、最初の壁といえます。成果報酬を高く設定することで広告掲載者の関心を引く事は出来ますが、扱う商材によっては難しい場合もあいります。
また、闇雲に成果報酬を高めに設定しても、関連性の希薄なサイトに広告が掲載される可能性も高くなるため、広告掲載者選びも慎重に行う必要が出てきます。
広告を掲載できるWEBサイトを用意できるのであれば、一度、広告掲載者の立場でネット広告収入を得てみる事をお勧めします。広告掲載者にこの好まれる傾向や、ASP のシステムを判断する事が出来ます。
企業によっては、アフィリエイトによる広告収入を得る行為をサイドビジネスとして禁止している所も多いと聞きます。しかし、アフィリエイトで得られる広告収入は、決して対価に見合うものではありません。
「お小遣い」にもならないアフィリエイト、「収入なし~1,000円未満」は7割にのぼる
また、インターネット広告に対する認識を深めることが出来る上、ここで得た経験を実際のマーケティングに活かす事も出来ます。このような勉強の場を規制してしまうのは実にもったい無い話だと思います。
主要アフィリエイト サービス プロバイダは以下で紹介しています。何れも登録は無料ですので、逆に推奨してみては如何でしょうか?
参照 => アフィリエイトプログラムの活用 ~ サーバ費用を捻出する
実際にアフィリエイト広告を検証してしていて不便だと思える事が数多くあります。広告を出す側は、これらの点に注意する必要があると考えています。
このタイプの広告は配信は、広告掲載者は広告を選ぶ事が可能であり、また、広告主も掲載者を選ぶ事が出来る点に大きな特徴があります。アクセス数が増えれば単純に売上が伸びる訳ではないのと同様、訪問ルートによって売上に与える影響も大きく異なる特に留意する必要があります。
これらを総合的に考えると、検索エンジン連動型(リスティング)広告の方が低コストで導入しやすく、最初に行うプロモーション活動としては適していると思います。