ここでは、不正侵入対策を行うための市販のパーソナル ファイアウォール製品を紹介しています。一般家庭で導入可能なファイアウォールの種類、仕組みに関しては以下で説明しています。併せて参考にして下さい。
参照 => ファイアウォールとは ~ ファイアウォールの役割と種類
参照 => 自宅で導入できるファイアウォール ~ パケットフィルタリング型
ソフトウェアの販売方法は、一般的なハードウェアや家電製品と違って注意したい事があります。特に初めてソフトウェアを購入される方は、ページ右メニュー "ソフトウェア購入 アドバイス" に以下に目を通して下さい。
市販のパーソナル ファイアウォール製品は、ネットワーク環境や使用している OS など環境によっては、必ずしも必要ではない場合もあります。市販パーソナル ファイアウォールの必要性については、以下で説明しています。
参照 => ファイアウォール機能を持たない OS の危険性について
ご自身で必要性を判断されたい方は、右ニューの "情報漏洩 ~ ネットワーク" > "情報漏洩 ~ ネットワーク" > "ファイアウォールとは ~ ファイアウォールの働きと種類" で説明しています。
上記、リンク先の説明を要約すると以下のようになります。
以下の項目に該当する方は、早急に導入する必要があります。
以下の項目に該当する方は、導入をおすすめします。
パーソナル ファイアウォールには欠点もあります。パーソナル ファイアウォールについては、以下で詳しく説明しています。
参照 => パーソナルファイアウォール ~ ソフトウェア
アンチウイルス・アンチスパイウェアなどのセキュリティ製品では、定義ファイルを常に更新しなければ意味を成しませんが、パーソナル ファイアウォールは基本的に一度導入すればセキュリティ効果は維持します。
パケットフィルタリング型のファイアウォールで行える事は限られているため、製品の良し悪しは、ログのみやすさ、パケットフィルタリング設定の豊富さ、といったどのようなインターフェイスが提供されているかがポイントになります。
ただし、これらを使いこなすにはネットワークに関する知識が必要であり、一般の方は手軽さをポイントに選ばれると良いと思います。
提供されるインターフェイスやフィルタリング数が多いほど高機能といえますが、リアルタイム処理という性質上、ソフトウェアによってはパソコンに高い処理能力を求める事になります。
市販パーソナル ファイアウォール製品の中では古株で、柔軟な設定、出て行く情報、入ってくる情報をリアルタイムに監視し、情報漏洩対策が行えます。IDS のようにシグネチャによる攻撃パターンを検出して規制する能力を持っており高度なパケットフィルタリングに対応していますが、その分動作も重いです。
効能 : ワームウイルス防御 / 不正侵入 / 情報流出防止
Agnitum社が開発しているパーソナル ファイアウォールで、国内では CANON システムソリューションズ が販売しています。 シンプルで分かり易いインターフェイスですが、送信される情報の監視による情報漏洩対策、指定サイトへのアクセス制限といった一台のパソコンを家族で共有している場合に便利な機能も備えています。
効能 : ワームウイルス防御 / 不正侵入 / 情報流出防止
Zone Labs 社は、Windows ME や 98 がまだ現役だった頃から、個人ユーザー向けに無償でパーソナルファイアウォールを提供しており、無防備だった当時のインターネット環境(個人)を無償で保護してきた実績のある会社です。
無償版は個人に限り利用可能です。また、外部からの不正アクセスに対してのみの最低限の機能しか提供されません。
有償版の ZoneAlarm Pro では、内部から出て行く情報を監視し、ブロックする機能や詳細なルール設定が行える高機能なパーソナル ファイアウォールとなっています。また、スパイウェアを検出、駆除する機能を備えています。
スパイウェア検出は複数組み合わせて利用すると効果的であるため、必要に応じて無駄なく対策を行いたい方に適しています。