サーバー OS ～ Windows Server / Linux / OS X

こちらで紹介している 『 ゲートウェイサーバーで行うセキュリティ対策製品 』 や、『 クライアント一元管理機能を持つセキュリティ製品 』に必要とされる事の多い、サーバーOS を紹介します。

サーバーOS について

ネットワークに接続されたコンピュータに、様々なサービスを提供するためのコンピュータをサーバーと呼び、サービスを受ける側をクライアントといいます。

サーバーが提供するサービスは実に様々ですが、ローカルネットワークに対して提供するサービスの代表的な例では、ファイルの共有を行うファイルサーバ、プリントを共有するためのプリントサーバなどが挙げられます。

インターネット側に提供するサービスとしては、Web サーバー、FTPサーバーなどが代表として挙げられますが、ここでは、ローカルネットワークに提供するサーバーに焦点を置いた説明となります。

ネットワークに接続されたクライアントに、最新のウイルス定義ファイルを提供したり、通信を一括して監視するためのゲートウェイを構築するためには、ここで紹介するサーバーOS が必要となります。

マイクロソフト社のサーバーOS ～ Windows Server.

マイクロソフト社製のサーバーOS です。Windows XP Professional などクライアント向けの OS でもファイルサーバやプリントサーバなど特定のサービスを提供する事は可能ですが、接続クライアント数が10台までと制限されています。そのため、ここで紹介しているサーバによる一括管理が行えるセキュリティソフトの殆どは、Windows Server OS を必要とします。

サーバーに接続するクライアント数に応じて、CAL （クライアント ライセンス）が必要となります。サーバーに接続するクライアント数が10であれば、10 CAL が必要となります。1CAL あたり約 5,000円程度の追加ライセンス料が必要となります。

STD - 5CAL付き

■ Windows Server 2003 R2 Standard Edition
ファイル共有やプリンタサーバー、グループウェアなどのWebアプリケーションなどWindows クライアントにサービスを提供するサーバOSです。サーバ管理機能を持つアンチウイルス製品には、Windows 2003 Server を必要とする製品が数多くあります。 サーバに接続するクライアント数に応じてCAL（クライアントライセンス）が必要となります。１CALあたり 約5,000円です。

STD - 5CAL付き

■ Windows Server 2003 R2 STD 64bit 版
上記、製品の 64bit CPU バージョンです。64bit CPU を登載したPCで高いパフォーマンスが得られます。サービスを提供するクライアントが多いほどサーバには高いパフォーマンスが求められます。

STD - 10CAL付き

アカデミック 5CAL

アカデミック 10CAL

■ Microsoft license Center >>> 上記 Windows Server 2003 に参加するクライアントライセンス（CAL） の追加は、マイクロソフトライセンスセンターで行います。

東芝 IAサーバ MAGNIA シリーズ.

すぐに使用できる Windwos 2003 Server インストール済み サーバも販売されています。ゲートウェイとして利用する場合は、MAGNIA Z320S をおすすめします。

液晶セット

サーバ本体

■ IAサーバ MAGNIA LiTE32S
●Windwos 2003 Server インストール済み
●オンボードSATA RAIDを標準装備
●ディスクの二重化を標準でサポート
●標準で1GBメモリを搭載
●ギガビット・イーサネット×１ポート
●ギサーバ監視・管理機能
●Web限定モデルは３年無償保証

サーバ本体

■ IAサーバ MAGNIA Z320S
●Windwos 2003 Server インストール済み
●コンパクト、静音設計 ●東芝ATA-RAID標準装備
●標準で1GBメモリを搭載
●ギガビット・イーサ ×２ポート　●オンボードRAIDとSATA HDD
●サーバ監視制御機構　●Web限定モデルは３年無償保証

DELL の低コストサーバ

Windows 2003 Server 搭載可能な DELL のサーバーです。CPU やハードディスク、LAN インターフェイスなど無駄のないカスタマイズ注文が行えます。2003 Server を初めて導入する SOHO や小規模ビジネスに最適です。

サーバ本体

■ PowerEdge 840
●Windwos 2003 Server 選択可
●SATA RAID 選択可　●CAL 追加ライセンス 5 ～ 20 注文化
●メモリ 512MB ～ 4GB まで選択可
●ギガビット・イーサ 追加選択可　●バックアップ機能選択可
●インテル(R)3000 チップセット　

Windows Server 2003 の優位性

Windows サーバのメリットは、Windows 独自のサービスをクライアントに提供できる点です。ユーザー管理の一元化など管理コストを大幅に削減する事が可能になります。

セキュリティ面では、Windows Server ドメインにクライアントを所属させることで、EFS 鍵の管理が行えるため、EFS（ファイル暗号化システム）による管理リスクを軽減する事が出来るようになります。

参照 => EFS （暗号化ファイルシステム）の活用

Mac OS X Server について

Mac OS X Server は、Apple 社のサーバOS です。OS X クライアントが接続されたネットワーク環境に、Apple 独自のサービスから、インターネット関連のサーバ機能を一通り揃えています。

10クライアント

クライアント無制限

■ Mac OS X Server v10.4
Mac （OS X ）クライアントに、サービスを提供するサーバーOS です。Windows にはないクライアント無制限バージョンも低価格で提供されています。また、Windows に対してもファイルサーバーやプリントサーバなど基本的な機能を提供する事も可能です。

Macintosh 自体、Windows PC に比べシェアが少ないため、OS X Server で動作するセキュリティ製品は現在の所、殆どありません。（OS X をターゲットにしたウイルスも比例するように少ない）

OS X Server の優位性について

OS X は、Linux と同様、オープンソースベースのUnix 系OS です。また、Linux と比べた場合、サーバーをセットアップするための GUI が洗練されており、一般の方にもとっつき易い Unix 系 OS と言えます。

Windows Server と比較した場合、サーバに接続するクライアント数に制限のないバージョンが用意されており、ファイルサーバやプリントサーバなどLAN 向けのサーバーとしては、非常に低コストに導入する事が出来ます。

クライアントが Windows のみであったとしても、Windows Server のような手軽さはないものの、OpenLDAP や Samba を使用してコストパフォーマンスに優れたネットワーク環境の構築も可能です。また、 Mac 、Windows のファイルサーバ乗り入れ環境としても適しています。

参照 => アップル - Mac OS X Server - ファイル＆プリントサービス

無視出来ない Apple のサポート

サーバーOSでは、不特定多数にサービスを提供する性質上、ワークステーション、クライアント向けOS のように、気兼ねなく OSを入れ替えることは出来ません。

そのため、セキュリティサポート、つまり、ライフサイクルが重要になる訳ですが、Apple はサーバ含め、OS のサポート期間については明確にしていません。過去の経緯をみても、新しいバージョンが出ると以前のバージョンは早々に切り捨てる傾向があります。

OS X Server で クライアント一括管理が行えるウイルス対策製品

スクールやデザイン、グラフィックなどクリエイティブ分野のビジネス用途に使用される事の多い、Macintosh ですが、このようなビジネス用途でクライアントの一括管理が行えるウイルス対策ソフトとして以下の製品が販売されています。

参照 => Symantec AntiVirus for Macintosh
参照 => Sophos Anti-Virus for Mac OS X - エンドポイントセキュリティの管理

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