もっとも最初に行うべき基本的なセキュリティ対策は、OS に対するセキュリティパッチの適用です。特にマイクロソフトの OS (Windows) を狙ったワームウイルスは、OS のセキュリティホールや脆弱性を狙います。
常に最新のパッチを適用しなければ、インターネット接続環境によってはウイルスに感染し、情報漏洩、システムやファイルの破壊といった危険に常に露されていることになります。
既にセキュリティサポートの終了した OS (Windows 98 /ME, OS-9以前のMacOSなど) を使用してインターネットへ接続するのは大変危険です。また、これらの OS はぱ毛とフィルタリングによる通信規制(ファイアウォール)機能は持っていません。
このような ファイアウォールの仕組みを持たないこのようなシステムを使用しつづけるリスクは以下で説明しています。
参照 => ファイアウォール機能を持たない OS の危険性について
また、これらのリスクを回避するためのアドバイスや、OS のアップグレードが行えないケースについても解説していますので、先に上記リンク先に目を通して下さい。
OS とは オペレーティング システム の略でパソコンを制御する基本プログラムの事をいいます。OS はパソコンに接続されたハードウェアの制御や、ファイルのコピーやデータの保存、管理、消去といったオペレーション機能などの基本操作を提供する最も基本的なプログラムです。基本ソフトとも呼ばれています。
マイクロソフト社のウインドウズ(Windows) は、世界の 8割のコンピュータにインストールされており、最も有名な OS です。また、攻撃対象にされる OS でもあります。
この OS の上にそれぞれのアプリケーション(ソフトウェア)が実行される事になります。つまり、パソコンは、OS 上で起動するアプリケーションによって、様々な道具に変身します。例えば、ある時は画像処理、動画編集、インターネット、ワープロといった具合です。逆を言えば、ソフトウェアがなければパソコンはただの電子部品の塊に過ぎません。
OS とハードウェアは密接に関わっており、特にノート PC の場合、注意が必要です。以下のページで説明しています。
参照 => 盗難時の情報漏洩対策に重点をおいたノートパソコンの選び方
アプリケーション(プログラム)は、実行される OS によって専用のアプリケーションが必要になります。 そのため、それぞれの OS 専用のソフトウェアが販売されています。
例えば、OS X 用の ソフトウェアを Windows にインストールする事は出来ません。
ハードウェアによってインストール可能な OS は異なります。パーソナル コンピューティングにおいては、"PC/AT 互換機" と "Apple Macintosh" に2分されます。
PC/AT 互換機は、Intel 及び Intel 互換プロセッサが搭載されたパソコンのことで、動作する OS は多く、マイクロソフトのウインドウズを筆頭に、FreeBSD や Linux に代表される Free の Unix 系 OS があります。
その他にもありますが、Apple が Intel の CPU を採用した事で、事実上は Mac OS-X も可能ですが、現在のところ OS-X は Macintosh に限られています。
Apple Macintosh は、OS とハードウェアは一社が開発、提供しているため一般の方がとり立てて注意する事はありませんが、Windows パソコン (PC/AT 互換機) の場合、様々な CPU や 目的別に複数の Windows ラインナップが存在します。
CPU と OS の組み合わせによっては、性能を出し切れない、又は動作しないといった問題も起きるため、注意が必要です。 この点は、以下のページでまとめて解説しています。併せて参考にしてください。
参照 => OS と CPU (32bit/64bit) の関係について~ 2007年
アップル コンピュータ は、PC/AT 互換機と異なり、コンピュータを構成する全てのハードウェア(CPU や マザーボード、VGA etc) の開発、生産を全て自社で行い、OS を含め全て自社開発で提供してきたコンピュータ メーカーです。
現在 発売されている Macintosh で動作する OS は OS X という Unix 系の OS です。無駄な装飾が多く、見た目の派手さに多くのリソースを無駄に浪費しており、常に最新の Mac で快適に動作する OS を提供しています。(つまり、1世代前の Macintosh でさえ動作の重い)
最近、自社のCPU G5 から、Interl の Pentium プロセッサへの以降を始めており、Macintosh でも Windows がインストール可能なプラットフォームへ移行しつつあります。この先、Macintosh は、OS X でなければならないという時代はなくなるかもしれません。
平面(2D)グラフィックス分野を得意とするパソコンです。ビジネス分野では、DTP(出版)業界、DTV(映像編集)の分野で優れたソフトウェアが存在する事もあり、デザイナーが好んで使用するパソコンと考えてよいです。
ちなみに、グラフィックス分野でも3Dグラフィックスだけは、現在の Macintosh は適しません。Windows パソコンが大頭して久しいです。
参照 => OS を基準とした3Dソフト選び (アップルコンピュータ 編)
ステイタス シンボルと呼ばれた1980年代ほど、高級なパソコンという印象はなくなりましたが、同性能の PC/AT互換機と比べるとかなり高めの価格設定です。このサイトは、一般のビジネスユーザ(個人)を対象としていますので Macintosh よりも PC/AT 互換機の方が的を得た選択になるとしておきます。
64bit-OS : OS-X Tiger
PC/AT 互換機とは、Interl (互換) CPU が搭載された パーソナルコンピュータのことです。共通の規格に基づいて、様々な CPU メーカー、マザーボードなどパソコンを構成する部品をそれぞれの専門メーカーが生産し組み立てる事で一台のパソコンが構成されます。
Intel とその互換CPU である AMD の CPU はパーソナルコンピュータ用の CPU メーカーですが、従来、サーバや科学計算など専門分野で使用されていた構成のCPU の性能を凌駕するようになりました。現在、Intel 、AMD の両者は性能的に殆ど遜色はありません。
これらのパソコン用に設計された OS は多く、MicroSoft Windows を筆頭に、FreeBSD や Linux などの Unix 系 OS 、他にも様々な OS が存在します。 NEC や FUJITSU などの国内メーカーが販売するパソコンも、これらの CPU を搭載し、マザーボードなどの基盤設計は自社で行っています。
世界最大の パソコンメーカーのデル は、自社開発ではなく、自作パソコンと同様に、AT互換のマザーボードを仕入れ、組み立てて販売しておりコスト面で国内大手メーカーよりも低価格で販売しています。
参照 => ビジネス用途向け クライアントOS ~ Windows と OS X