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OpenX (Openads) アップデート・バックアップなど

データベースで広告を管理する以上、データベースのメンテナンスやシステム(OpenX)のアップデートなど豆に行う必要があります。

システムの性質上、セキュリティ・ホールに関しては神経質になる必要があります。

OpenX (Openads)のシステム設定・管理

Setting タブ

OpenX (Openads) のシステム設定、メンテナンス等のメニューは全て Settings タブに纏められています。ここではサーバー管理者が行う作業について説明しますので触れません。ドキュメントは以下になります。

OpenX (Openads) のアップデート手順 .

OpenX (Openads) のデフォルトでは、システム・ログイン時に自動的に最新バージョンがないか問い合わせを行います。この設定は SettingsMain Settings>Administrator Settings で行えます。

Product Updates

また、Setting タブからも確認する事が出来ます。(左図参照)

システムの性質上、セキュリティ関連の情報には神経質になる必要があります。過去にもクロスサイト・スクリプティングに関する問題が指摘されています。

セキュリティ・アナウンスには注意して迅速にアップデートを行う必要があります。システムへの総当り攻撃に対しては、Webサーバー側で接続元を制限する必要があります。

ここで紹介した内容は、サイト運営者が自身の管理するサーバーで広告代理店業務の全てを行う事を前提にしていますが、広告主やパブリッシャーに対してインターフェイスを提供するようなケースでは特に注意が必要です。

アップデートの手順

システムのアップデートは OpenX (Openads) を設置しているディレクトリを丸ごと置き換えます。この時、環境設定ファイルは同じディレクトリに再配置する必要があります。

  • var/default.conf.php
  • var/ドメイン名.conf.php

Openads2系 (phpAdsNew) の場合は異なります。また、Openads(2.0) から OpenX (2.4) へのアップデートはこの方法では出来ません。

ちなみに phpAdsNew / Openads 2.0.* 系のアップデートは config.inc.php (設定ファイル)以外を置き換えます。

データベースのバックアップと復元

データベースに障害が発生すれば、当全の事、広告は配信されなくなります。特に CMS など使わない静的な Webサイトの運用経験のない方は、同時にデータベースのバックアップも行う必要があることに注意する必要があるかも知れません。

サイトの運用に大きな影響が出るばかりか、広告主にも迷惑が掛かります。

ホスティングサービス等レンタル・サーバーの場合は ssh や telnet (CUI) や phpMyAdmin (GUI) など提供されているインターフェイスに違いがあると思いますので、不明な点はサポートに問い合わせて下さい。

ローカルディレクトリへ書き出す

MySQL データベースの書き出しは以下のようにします。

$ mysqldump -u ユーザー名 データベース名 > /保存先ディレクトリ/openads.sql

crond などで定期的に行う場合は、

mysqldump データベース名 -uユーザー -pパスワード -Q --opt -r /保存先ディレクトリ/openads.sql

とすれば認証を自動化できますが、パスワードを直接記述する必要があります。

他のデータベースへネットワークで同期させる

LAN内に接続された予備のサーバーに同期したい場合は、

mysql -uユーザー -pパスワード --host=192.168.6.18 データベース名 < /保存先ディレクトリ/openads.sql

として、別の MySQL データベースサーバーへ復元する事が出来ます。

ホスティングサービスでは、phpMyAdmin など ブラウザ (GUI) しか提供しないケースもあります。phpMyAdmin でもバックアップは可能ですが、PHPの転送制限に引っかかる可能性は高いと思います。(規模や管理の仕方にもよりますが)

その他 運用目的に関して

OpenX (Openads) は広告代理店に求められる全ての機能を提供しています。CPC、CPM、コンバージョン測定、それらの詳細な条件付けから、詳細且つ柔軟な統計情報、様々な利用目的を想定したアカウント管理など。

これらの点については、ここでは触れていません。というか実際に検証した訳ではないので。インターフェイスは英語なので足掛かりにはなると思います。

日本語化に関して.

日本語言語ファイルは Trunk で入手できましたが現在はないようです。探せば配布している方がおられると思います。UTF-8 でも日本語の扱いに不具合がありますが、コードを修正すれば部分的に起こる文字化けを回避できます。

自分の場合、未翻訳の部分に差異が見られたので普段から English を使用していますが、複数のアカウントを管理する場合など日本語の方が良いかもしれません。

興味をもたれた方は参加してみては如何でしょうか。会長に Jonathan Miller 氏が就任し OpenX となった事もあり、今後の進展が益々注目されることになると思います。

補足

国内検索してみたらユーザー会?が出来ているようです。

現段階では配布されている日本語バージョンが遅れています。試していませんが、lib/max/language 内にある japanese と書かれたフォルダ毎、放り込みます。メニューに画像を使用していないので、OpenX (2.4.4) で問題ないと思います。

General Settings 言語切り替え Administrator Settings 言語切り替え

言語の切り替えは General Settings / Administrator Settings から行えます。セットアップ前に行えば、おそらく日本語でセットアップ出来ると思います。未翻訳部分の差異については確認していないので分かりません。

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