以前、公開していた 2.6.x とは若干、セットアップ内容が異なるため、2.9.x で新しく書き直しました。 具体例をあげて少し掘り下げました。(2006/11/4)
phpMyAdmin とは、MySQL データベースサーバをブラウザ経由で管理する PHP プログラムです。ブラウザから MySQL データベースサーバをリモートで制御する事が出来ます。
非常に完成度の高いツールです。
PHP と MySQL は相性が良く Webアプリケーション開発によく利用されています。PostgreSQL にも phpPgAdmin という同様のツールがあります。
MySQL を必要とするCMSも多く、これらの用途でMySQLアカウントやデータベース、テーブルなどが手軽に用意できれば、それでよいケースも多いと思います。 このような用途には phpMyAdmin は重宝します。
ブラウザを経由して、これから利用する CMS に必要な要素を phpMyAdmin で 簡単に準備する事が可能です。
phpMyAdmin は、基本的に MySQL DBサーバと PHP が動作する Webサーバがあれば動作します。(PHP に MySQL を制御するためのモジュールは必要)
MySQL 3.23.32 以降 / PHP 4.3.0 以降
MySQL サービスが提供されるホスティングサービスでも、基本的にPHP が利用できれば、自分で設置して利用する事も可能ですが、インターネットを流れる性格上、データベースの用途によっては通信経路がSSL 暗号化により保護されなければならないケースもあります。
ここでは、自分管理する MySQL DBサーバと Apache Webサーバが同一ホストでの利用を想定しています。ホスティング(共用レンタル)サーバを利用している方は、ホスティング サービス事業者にお問い合わせ下さい。
MySQL は、MySQL 内部でアカウントを管理しています。Linux アカウントとは何の関係もありませません。 MySQL アカウントの管理は、MySQL の root ユーザで行いますが、初期の MySQL では、root パスワードが設定されていない状態にあります。
phpMyAdmin をいきなり Apache の公開ディレクティブに設置してしまうのは、セキュリティ上問題ですので、先に root パスワードを設定するようにして下さい。
MySQL のアカウントについては以下を参照して下さい。
参照 => MySQL 4.1 リファレンスマニュアル :: 4.4 MySQL のユーザ管理
phpMyAdmin は、MySQLをブラウザ経由で操作するためのPHPプログラムです。phpMyAdmin を安全に利用するため、ここではhttps(SSL)での使用を推奨していますが、MySQLデータベースサーバ とphpMyAdmin を設置する Apache Web サーバが同一ホストである事を前堤としている点に注意して下さい。(localhost)
つまり、WebサーバとMySQLサーバ間の通信はネットワークを流れないため暗号化の必要がない
phpMyAdmin を設置する(Webサーバ)場所と、MySQL データベースサーバが異なる場合は、MySQL との通信経路を暗号化を検討する必要があります。
参照 => 4.4 MySQL のユーザ管理 :: 4.4.10 安全な接続の使用