どのようなアプリケーションでも同様ですが、インターフェイスの概要を理解することは習得の早道になりますし、優れたインターフェイスを提供するソフトウェアは習得に時間を要しません。
その点、OpenX のインターフェイスは洗練されており、適当に触るだけで理解出来る程優れています。このページでは、OpenX (Openads/phpAdsNew) の画面構成(インターフェイス)を理解する上でのポイントを掻い摘んで説明しています。
基本的な概念は理解しておく必要があります。誰の立場で作業しているか理解していなければ難しいと思われるからです。
画面構成ですが、機能ごとにページ上部のタブに分類されています。タブ内に表示されるタブ毎に関連する機能が区分けされています。ページ左に表示されているメニューは階層を表しています。
左は Advertisers (広告主) & Campaigns (キャンペーン) 画面です。最初に広告主を追加し、次にキャンペーンを追加、そのキャンペーン内に該当するバナー(広告)という流れで作成します。
この基本的なインターフェイスは第一階層のStatistics(統計)Inventoryタブにおいて共通します。
項目はそれぞれのプロパティへのリンクとなっており、アクセシビリティに優れます。この直感的なインターフェイスには感心します。
左側に表示されている Navigation (メニュー)は階層の深さを同時に表しています。
例えば、左図の場合、ほげほげ商事のほげほげ祭りに関する広告(バナー)を作成画面である事がわかります。
キャンペーンや広告(バナー)広告作成時に、様々な設定を行う必要があります。
例えば、広告パフォーマンスに関する設定、配信日時、時間などの条件設定、優先度などですが、新しくキャンペーンやバナーを追加する度に設定するのは面倒です。
そこで OpenX (Openads) では作成したキャンペーンやバナーを移動したり、複製する機能が提供されています。この機能は、左ナビゲーションに表示されます。管理効率を上げる上で重宝する機能です。
OpenX (Openads) は、機能ごとに 4つのカテゴリ・タブ に分類されています。詳細はドキュメントを参照して下さい。和訳サイトではありませんので、要点と思われる個所を掻い摘んで説明します。
広告主の追加、キャンペーンの追加、バナー登録など、広告代理店としての管理作業全般に関する機能が纏められています。広告代理店オーナーが行う作業の殆どは、このカテゴリーで行う事になります。
このタブでは OpenX (Openads) 広告代理店システム全体の設定、メンテナンス に関する機能が纏められています。
統計タブです。ここでは統計情報を様々な角度から見る事が出来ます。
これらの Impression、Clicks 、CTR 等、パフォーマンスを日別、時間別、週単位、月単位など様々な角度から表示する事が出来ます。また、指定した期間の推移をグラフで確認する事も出来ます。
例えば、広告掲載位置やデザインを変えたことで、どのようにCTR(クリック率)が変動したかなど、パフォーマンス測定、広告改善に重要な情報を得る事が出来ます。
レポート出力を行うタブです。
日本語は UTF-8 環境でも文字化けを起こします。定期的に送信されるメールによるレポートの設定はここでは行いません。設定によっては統計レポートをメールで配送する事も出来ますが、これらは、Inventoryの登録情報やSettingsで行います。
はじめて OpenX (Openads) を導入するにあたり、押さえて置きたいインターフェイスの概念、要点はおそらくこの辺りだろうと思います。 次のページでは、広告を配信するまでの手順の具体例を示します。