OpenX の動作に必要なサーバー環境、Web サーバー、データベースの準備が整ったら OpenX をセットアップします。作業は全てウィザード形式で行いますので簡単です。
Openads 2.0 系、2.4系のコンテンツ作成中に OpenX へ変わったため、画面は Openads-2.4.3 ですが OpexX も同じです。 ver2.4.4 以降は OpenX となります。
OpenX 広告代理店システムの運用は高い負荷(リソース・トラフィック)を伴います。その都度、データベースに問い合わせては負荷が高くなるため、トラフィックによっては専用サーバーを用意して導入した方がベターな場合もあります。
また、ドメイン名の兼ね合い(Cookie等)で WEBサーバーと同じ公開ディレクトリに設置した方が良い場合もあります。それぞれの運用目的で適切な設置方法は異なる事に注意が必要です。
ここでは管理下にあるWebサーバーにセットアップする事を想定していますが、ホスティングサービスなどを利用する場合はデータベースの容量以外にもバックアップ等のメンテナンスは提供されてるか確認してください。
負荷が高いため、リソース制限に引っかかるケースやPHPの動作条件を満たせない場合もあります。
WEBサーバーの公開ディレクトリへアクセスします。/var ディレクトリに書き込み権限があるか再度確認して下さい。アプリケーションの性質上、外部に公開されている場合はアクセス制限を設けるなど配慮します。
ここではインターフェイスの言語は全て English を使用していますが、日本語でセットアップを行う場合は、先にこちらを参照して下さい。
openx のディレクトリへブラウザでアクセスします。挨拶とインストール・ウィザードに関する説明が表示されます。Continue >>ボタンを押します。
ページ上部に表示されているタブ、8つのステップを順に進んでいくことになります。
GNU/GPL ライセンスに関する説明が表示されます。そのままI Agree >>ボタンを押して続行します。
プライバシーに関する方針と OpenX の利用規約に関する説明が表示されます。そのままI Agree >>ボタンを押して続行します。
セットアップを行うサーバー環境のチェック画面が表示されます。/var ディレクトリは実行者に対して書き込み権限が必要です。
オールグリーンであれば、そのままContinue >> ボタンを押して続行します。
作成した MySQL データベースと、データベースに権限を持つ MySQL ユーザーを入力します。
Continue >> ボタンをクリックするとデータベース内にテーブルが作成され、/hogehoge/www/openx/var ディレクトリに以下のファイルが作成されます。
/hogehoge/www/openx/var/default.conf.php
/hogehoge/www/openx/var/ドメイン名.conf.php
このファイルには、データベースへの接続情報(MySQLアカウント、パスワード)が記述されているため、ブラウザから環境設定が終了した地点でパーミッションを 400 に変更するのを忘れない様にして下さい。(後述)
OpenX 上で設定を変更する場合は、その都度、600 へ chmod し、環境設定を変更したら再度、400 へ戻すようにします。
OpenX アップデートの際は、上記、設定ファイル以外を差し替える事になります。
無事にデータベース内に OpenX が必要とするテーブルを構築できたことを示すメッセージが表示されます。
Continue >>ボタンを押して続行します。
使用する言語と環境パスの設定を行います。この設定は OpenX セットアップ後に行えますのでそのままContinue >>ボタンを押して続行します。
Openads、phpAdsNew の時は、翻訳ファイルが Tank で公開されてましたが、現在はないようです。全てが和訳されてはいません。
日本語の扱いに関してはUTF-8 環境であれば取り合えず使えます。一度保存すると一部の入力画面で呼び出しの際に文字化けを起こす問題があります。
OpenX 広告配信システムに対する管理者 (Administrator) アカウントを作成します。最初はこのアカウントでログインする事になります。
また、広告代理店、パブリッシャー等のアカウントはシステム内から管理者が作成する事が出来ます。
Continue >>ボタンを押して続行します。
デモをインストールするか尋ねられます。広告主、パブリッシャー等のサンプルが書き込まれます。参考にするのであれば、Yes 、必要なければ No とします。
消すのが面倒なので、No にしても良いと思います。一応、用意されているデモぐらいは作成できるよう、このコンテンツで説明します。
Continue >>ボタンを押して続行します。
デモをインストールするか尋ねられます。広告主、パブリッシャー等のサンプルが書き込まれます。参考にするのであれば、Yes 、必要なければ No とします。
消すのが面倒なので、No にしても良いと思います。一応、用意されているデモぐらいは作成できるよう、このコンテンツで説明します。
Continue >>ボタンを押して続行します。
自動的に 08 で作成した 管理者でログインされ、イベントリー画面が表示されます。
次のページではセットアップ直後に行う設定について説明します。