セットアップ直後は OpenX に管理者(Administrator)でログインした状態にあります。私自身、全てを把握している訳ではないのですが、取り合えず必要と思われるシステム設定と後始末について触れておきます。
セットアップ直後は OpenX に管理者(Administrator)でログインした状態にあります。以下の設定が行えるのは管理者のみです。自分も全てを把握している訳ではないのですが、必要、重要と思われる個所を掻い摘んで説明します。
Settings タブ→Main Settings→のプルダウンメニューから Statistics Maintenance Settings を選択します。
統計を除外する設定を行います。テスト段階では必要ありませんが、頻繁にサイトへアクセスする WEBサイトオーナーを除外する等で WAN からのアクセスのみに対して CPC/CPM インプレッション等の統計を絞り込めます。
IPアドレス、ドメインによる指定のみ可能でワイルドカード "*" を使用できます。複数指定は改行で行います。(左図参照)
ロギングしたい項目にチェックを入れることで統計の対象となります。例えば、どのユーザーが広告をクリックしたか統計の対象とし、WEBサイトのアクセス解析を併用する事で広告パフォーマンスの改善などに利用できると思います。
キャンペーン(広告)の期限切れのメッセージを誰に対して送信するか、また、残りの広告表示回数がいくつになったらメールを送信するかなどの設定を行います。
このセクションの詳細は下記 OpenX ドキュメントを参照して下さい。
OpenX (Openads 2.4系) の設定ファイルは、セットアップ時に openx/var ディレクトリに保存されます。
これらのファイルは、Settings タブで設定を変更する時は書き込み権限が必要ですが、データベースやアカウント情報が記録されているため、設定が済めば所有者のみリードオンリー(400) にしておく必要があるので注意してください。
ちなみに Openads 2.0系 は config.inc.php だったと思います。
phpAdsNew の頃から データベースが UTF-8 であっても特定のテキストエリアで文字化けが発生する不具合があります。広告を配信するサイトが UTF-8 の場合、広告を配信する事は出来ますが、一度、登録したコードを呼び出す際に文字化けします。
この時、保存してしまうと文字化けした広告コードが配信されてしまうため、事実上、データベースによる広告コードの管理はできません。この問題を回避するには、以下のファイルに含まれるコードを修正する必要があります。
上記ファイルのテキストエリアで指定されている文字列関数を htmlentities から htmlspecialchars に変更する事で文字化けを回避できます。
以上でセットアップは終了です。自身も全ての機能を把握している訳ではありませんが、OpenX (Openads) の概要、要点と思われる個所を掻い摘んで説明します。