ここでは、WEB サイト上で動作する サーバー サイド スクリプト、PHP|ASP|JSP|ColdFusion の説明と、レンタルサーバーを選ぶ上で注意したいポイントを説明します。
レンタルサーバーの殆どは、Linux や FreeBSD を始めとするオープンソースの Unix 系の サーバーOS が利用されており、ホスティングサービスにおいては殆どが Unix 系 OS となります。
Windows サーバーの IIS は商用ソフトであるため、ランニングコストが重視されるホスティングサービスで採用している事業者は非常に少数です。
サーバーが Unix 系 OS の場合、WEBサーバーは Apache (シェアNo.1)、サーバーOS が Windows の場合、IIS になります。 また、WEB サーバーによって利用できる サーバー サイド スクリプトは異なります。
サーバー サイド スクリプトとは、WEB サーバー側で処理を行いクライアントに返すプログラム言語のことで代表的なものに、PHP / JSP / ASP / ColdFusion があります。
オープンソースであるため、殆どのホスティングサービスで提供されているサーバーサイドスクリプトです。同じく、オープンソースであり 世界No.1 シェア の Web サーバー Apache の拡張機能として動作します。
MySQL や PostgreSQL といった SQL データベースとの連携に優れる特徴を持ち、データベースと連動した動的コンテンツ開発に広く利用されています。また、PHP で動作する優れた CMS も数多く存在します。
利用可能なPHPモジュールやバージョンなどホスティングサービスを選ぶ際、注意すべき点は後述します。
Windows WEB サーバー IIS で動作するサーバー サイド スクリプトです。PHP に相当する言語で動的なコンテンツ開発が行えます。ASP で動作する優れたCMS もありますので、これらの CMS を利用してサイト運用を考えている方には必要です。
そもそも、Windows サーバーは商用ソフトウェアであり高価であるため、採用しているホスティングサービスは非常に少ないです。このサイトで紹介してる事業者では、DOSABA が対応しています。
JSP は、通常、クライアント側で処理される Java をサーバー側で処理してクライアントに返す技術です。JSP による動的コンテンツ運用、開発は Java 言語を使用します。JSP の利用には WEBサーバーが Javaサーブレットに対応している必要があります。
Macromedia 社(現Adobe社) が開発したサーバーサイドスクリプトで、上記、言語に比べ習得し易い特徴があります。同社の WEB サイト構築ソフト Dreameweaver との連携に優れ、データベースと連携したショッピングサイトの開発も可能です。デザイナーライクな言語といったほうがピンときます。
商用ソフトウェアであるため、提供しているホスティングサービスは少ないです。このサイトでお勧めとして紹介しているホスティングサービスでは ヘテムル が対応しています。
専用サーバー、VPS であれば、 ColdFusion を設置して利用する事も可能です。
PHP に関して注意したいポイントは以下の通りです。
PHP は、Apache モジュールとして動作する場合 と CGI として動作するようにしているホスティングサービスがあります。以下の特徴があります。
特に、PHP が CGI として動作するホスティングサービスでは、PHP を利用する CMS が利用できない可能性もあります。ご注意下さい。
ホスティングサービスが PHP に対応していても、PHPの拡張モジュールの不足から、お目当ての CMS や PHP スクリプトが動作しない場合があります。
お目当ての CMS や PHP スクリプトがある場合は、動作条件を確認して事業者に確認を求めるか、お試し期間がある場合は動作検証してから申し込む必要があります。
要望すれば対応してもらえる可能性もあります。