サーバ設置型ショッピングカート ～ 従来型ネットショップ

サーバ設置型ショップカートを利用した "従来型ネットショップ" を構築する場合に必要となるサービス、レンタルサーバーについて説明します。 このネットショップの特徴については、以下を参照して下さい。

参照 => サーバ設置型ショッピングカートを利用する ～ 従来型ネットショップ

ショッピングカートについて

使用するショッピングカートによっては、オーナーに送信する注文メールをPGP暗号化により保護するタイプも考えられますが、ホスティングサービス事業者が無料で提供している、又はフリーで配布されているショッピングカートプログラムでは、このような安全対策が施されている事は殆どありません。

レンタルサーバーに求められる機能

同一レンタルサーバ、つまり、ショップサイトとショッピングカートプログラムを同じドメインで運用するケースです。このケースでは赤で示した通信経路を暗号化保護する必要があります。

サーバ設置型　ショップカートを利用したネットショップを構築する上で、レンタルサーバー側で必須となる機能は以下の通りです。

• 共用SSL 又は、独自SSL での運用が可能であること
  • 消費者が安全に注文できるように、個人情報の入力を求めるページはSSL暗号化により保護する必要があります。SSL暗号化については、以下で説明しています。
  • 参照 => 共用SSLと独自SSLの違いについて
  • 参照 => SSLサーバー証明書の取得 ～ ネットショップの身元証明
• POP over SSL に対応していること
  • いくら注文時（WEBサイト上）に暗号化保護がされていても、個人情報が含まれるメールを受信する経路が暗号化されていなくては、意味がありません。レンタルサーバは、POP Over SSL に対応している必要があります。
  • 関連 => メール受信に関する機能 ～レンタルサーバの選び方

当然ですが、レンタルサーバ事業者が提供する以外のメールアドレスへ送信するように設定すると、その経路は暗号化保護する事は出来ません。レンタルサーバ事業者がPOP Over SSL に対応しており、POP Over SSL に対応したメールクライアントで受信する必要があります。

レンタルサーバチェックポイント

サーバー設置型ショッピングカートを利用する従来型ネットショップでの運用を考えた場合、レンタルサーバに必要となる機能は以下のとおりです。

必須となる機能

• SSL暗号化が可能なサーバ　（共用SSL/独自SSL）
• SSLディレクトリでCGI 及び PHP等サーバサイドスクリプトが動作するサーバ
• POP Over SSL （フォームメールで個人情報を垂れ流すカートを使用する場合）
• .htaccess によるディレクトリ認証 （SSL併用により認証保護）

ネットショップCMSへの移行を視野に

• SSH （上記データベースサーバ接続・管理（バックアップ等））
• MySQL PostgressSQL 等データベース （DBを必要とするカートの場合）
• phpMyAdmin ＆ SSL（上記データベースサーバ接続・管理（バックアップ等））SSL保護されないphpMyAdmin の使用は危険です。
• ネットショップCMS 対応としているホスティングサービス
  （ネットショップCMS を利用したショップサイト構築・運営を考えている場合）

あれば尚良いもの

• FTP Over SSL （ホームページ改竄防止）
• STARTTLS （SSLプロトコルによるメール送信の試み）
• SMTP Over SSL （メール送信時の経路暗号化）

なるべく機能豊富なホスティングサービスを選ぶ

共用サーバー（ホスティングサービス）の場合、サーバ設定の自由度がないため、後に必要な機能が出てきた場合、一度、解約してビジネスクラスのサービスへ移行するか、他のホスティングサービスへ乗換る必要が出て来ます。

サーバーの引越し作業は、ドメイン移管手続きなどスムーズに移行するのは難しく、売上にも影響します。そのため、後から機能追加が行えないホスティングサービスを利用する場合は、慎重にホスティングサービス事業者を選ぶ必要があります。なるべく豊富なサービス、柔軟なサービス変更可能なホスティングサービスを選ばれる事をお勧めします。

お勧めできるホスティング事業者と比較、検討記事は以下で紹介していますので、併せて参考にして下さい。

参照 => ビジネスクラス ～ホスティング サービス 比較・検討

SSLサーバー証明書の取得・維持管理

独自ドメインによるSSL暗号化を行う場合、SSLサーバ証明書を取得する必要があります。また、ホスティングサービス側も独自SSLによる運用をサポートしている必要があります。SSLサーバ証明書取得に関しては以下で説明しています。

参照 => SSLサーバー証明書の取得 ～ ネットショップの身元証明

独自ドメインによるSSLネットショップ運用のメリットに関しては以下で説明しています。

参照 => "共用SSL" と "独自SSL" の違いについて ～ レンタルサーバ

標準でSSLサーバ証明書を提供するホスティングサービス

ホスティングサービス事業者によっては、標準でSSLサーバ証明書を提供するサービスがあります。つまり、最初から独自ドメインによる サーバのSSL暗号化が可能です。

このようなホスティングサービスを利用することで、SSL証明書取得、維持コストを圧さえる事も可能です。

何れのホスティング（共用）サービスも、SSL証明書込みで月額 1万円以内とリーズナブルな価格設定となっています。

従来型ネットショップ運用におすすめのホスティングサービス

ここで説明した従来型ネットショップに最も適したサービスを提供してるのが、CPI の G3 ～ G5 Plus プランです。決済代行会社と連動可能なレンタルショッピングカート並みの高機能ショッピングカートが標準で付属します。

独自ドメインによる信頼性の高い、従来型ネットショップ運用に最も適したホスティングサービスです。

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