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ショッピングモールの特徴 ～ ネットショップ構築ガイド

インターネットショップを運営する現実的な方法の一つに、ショッピングモールへ出店する方法があります。インターネットを利用した販売ルートを確立する上でショッピングモールは一つの選択肢に入ります。

既にネットショップを運用されている方にとっても、大手ショッピングモールへの出店は、販売チャンネルの一つになります。コンピュータ販売メーカ最大手 DELL は自社でオンラインショッピングサイトを運営、成功を収めていますが、ショッピングモールにも店舗を構えています。

ここでは、これまで説明してきた "従来型ネットショップ" 、"CMS型ネットショップ" と比較した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのか具体的に見ていきます。

ショッピングモールの特徴.

インターネットに於けるショッピングモールは、複数のネットショップが "一つのドメイン" 下に集まってモールが形成されています。

代表は "楽天市場 " です。楽天は一部の企業だけが行えたインターネットを利用した商品販売を商店街レベルにまで引き下げたことで成功を収めた IT企業であり、楽天をご存知ない方はいないと思います。インターネットで商品を販売するための仕組み（システム）を提供しています。

ショッピングモールに共通する訪問者の特徴

ショッピングモールには、従来のネットショップにはない大きな特徴があります。

• 商品検索の質の違い
  • 独自に運営するネットショップの場合、Google や Yahoo などの検索エンジンからの来訪者は、高い見込み客になります。検索エンジンマーケティング（SEM）は、売上を伸ばす上で欠かせない対策となります。
  • しかし、ショッピングモールで行う商品の検索は、購入が前提であるため、一般の検索エンジンからの来訪者よりも高い見込み客となります。
  • 消費者は検索エンジンを利用するよりも、先ず、Amazon などの巨大ショッピングサイトや、楽天やYahoo!ショッピング、Bidders などの大手ショッピングモールで商品を検索します。

強力なプロモーション機能

ネットショッピングモールの店舗と、独自に展開するネットショップの最も大きな違いは、ネット広告配信システムも同時に提供される点にあります。

• アフィリエイト広告配信に対応
  • 大手ショッピングモールでは、アフィリエイト広告を標準で提供しています。アフィリエイトとは、このサイトのように一般のホームページ上で商品を紹介する事で紹介料が得られるリスクのない広告配信の仕組みです。

このサイトでも、ショッピングモールが主催するアフィリエイトを実際に試して検証しています。一般のサイトでどのようなアフィリエイト広告が利用されているか、その操作性を知る事も重要です。

ネットで小遣い稼ぎという題目で良く紹介されていますが、このサイトでも広告を配信する側の立場で実際にアフィリエイト広告を試しています。

参照 => アフィリエイトプログラムの活用 ～ サーバ費用を捻出する

コストパフォーマンスに優れたショッピングモール

ショッピングモールの特徴は、高い集客性にあり、プロモーション活動はショッピングモールが行ってくれる点に尽きます。独自にネットショップを構築、運用する場合は、SEO対策やSEM広告、アフィリエイト広告などのプロモーション活動を行う必要があります。

これらのネット広告配信などのプロモーション活動はネットショップを運用する上で最もコストのかかる部分です。また、プロモーション活動を行わなければ、どんなに優れた商品を扱う、ネットショップを構築しても売上を伸ばすことは出来ず、モール以外の独自ショップ運用においても例外はありません。

ショッピングモールでは、これらのプロモーション活動にかかる費用も含まれるため、トータルで見ると非常に低コストです。人員の割けない個人運営者でも、ショップの経営に専念できる、収益を上げやすいメリットがあります。

出店料が高いと言われるショッピングモール

「ショッピングモールは出店料が高くて、」 という声もよく聞かれます。ショッピングモールでは、プロモーションに関する機能、オプションが一通り提供されており、これら全てを使いこなすまでには経験が必要になります。そのため、軌道に乗せるまでは、月々のシステム利用料が重荷に感じるわけです。

初めてショッピングモールに出店される方が短い滑走路で離陸するには、事前にショッピングモールのマーケティングに関する機能やノウハウをじっくり研究してから望む必要があります。

ショッピングモールのデメリット

何から何まで提供されるショッピングモールですが、初めてネット販売を考えている方にとって無視できないデメリットもあります。

販売価格の設定が難しく利益率が低い

独自に展開するネットショップでは、システム利用料は発生せず、基本的にネット広告配信などのプロモーション活動は、独自にサービスを利用して行います。決済代行手数料ぐらいで、固定支出が分かりやすく、販売価格設定が容易です。

これに対し、ショッピングモールでは、固定のシステム利用料以外に、売上額に応じてロイヤリティという形でシステム利用料が発生します。また、標準で提供されるプロモーション機能、ポイント還元、アフィリエイト成果報酬料なども発生するため、必要に応じて無駄なく支払うメリットはあるものの、経験がないと利益率の予測が難しく適正販売価格の設定が難しいデメリットもあります。

ポイント還元、アフィリエイト成果報酬料、決済代行手数料、送料、など販売価格に直接影響を与えるため、特に競合ショップが多いジャンルでは、競争力のない個人事業者は不利な戦いを虐げられる可能性も高くなります。

顧客情報の扱い

ショッピングモールでの顧客情報の扱いは、モール側が行います。モールで買い物をする場合、無料の会員登録を行う必要がありますが、これらの情報は全てモール側で管理される事になります。当然、アクセスログの分析も行えない訳で、独自に展開するネットショップと異なり消費者の動向を把握する術がありません。

一般消費者からみたショッピングモールの特徴.

インターネット自体、経験の浅い方く、インターネットでショッピングをした事のない方も多いのではないかと思います。漠然とネットショップ販売を考える前に、実際にネットショッピングを経験して、消費者の立場で考えることは重要です。

はじめてインターネットを利用した販売を考えている方で、楽天市場などの大手ショッピングモールで買い物をした事がない方は、実際に商品を購入してみる事をお勧めします。

ここからは消費者の立場からみたショッピングモールのメリットについて考えてみます。

ポイント制

ポイント制とは、購入代金の１％をポイントとして還元される仕組みです。1ポイントは 1円 であり、次回の買い物の際に割り引く事が出来ます。ショッピングモールでは、どの店舗で商品を購入してもポイントが貯る為、効率的にポイントを獲得できるメリットがあります。

楽天市場 ■ 商品毎に購入者の評価がわかるので安心できる ■ 貯めたポイントを使い楽天市場で購入できる ■ みんなで買うと価格が易くなる共同購入システム

Yahoo ! ショッピング . ■ 同じ商品を扱うショップ同士の価格比較 ■ 購入者の満足度表示 ■ My Yahoo と連携した高いポイント還元システム ■ みんなで買うと価格が易くなる共同購入システム

bidders （ビッダーズ） . ■ 高いポイント還元システム ■ 便利なマイページ （ショッピングに関する機能） ・ 特定の商品の値動きを監視する機能 ・ 探している商品の自動お知らせ機能 ■ みんなで買うと価格が易くなる共同購入システム

独自ショップでは、リピーター確保のために欠かせない機能ですが、モールでは店舗へのリピーターではなく、モールへのリピーターとなる点に注目してください。

出店者からみた上記ショッピングモールの比較、出店に関するアドバイスは次のページで紹介しています。

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