CCD / CMOS センサーの面積が大きいデジタル一眼レフは、商品イメージが重要となるネットショップで使用する商品イメージにおいては、最も適したデジタルカメラです。ここでは、ネットショップで公開するイメージに最適な無駄のないおすすめのデジタル一眼レフと選び方のポイントを紹介します。
入門者向けの低価格一眼レフは、最低でも 600万画素クラスの製品となっており、最近では 800万画素、1000万画素クラスの後継機、新機種が出て来ています。
600万画素 もあれば、一般のインクジェットプリンタを使用した印刷用途では、A4サイズでも十分観賞レベルでプリントする事が出来ます。(A4サイズで300dpi に届かないが)
ネットショップで使用する商品撮影では高い解像度を必要としませんので、価格の熟れてきた 600万画素クラスのデジタル一眼レフが無駄がなく、今が買い時といえます。
ダイナミックレンジの広いデジタル一眼レフでは、標準で "RAWファイル" の出力に対応しています。つまり、現像は自分で行う事が可能ですので、JPEG イメージしか出力できない "コンパクトデジタルカメラ" や "ハイエンドデジタルカメラ" と違い、ホワイトバランスや発色に関してそれほど神経質になる必要はありません。
関連 => 画像エンジンを通さないケース ~ デジタル一眼レフの場合
また、RAW 現像やイメージの補正などなるべく手間を掛けず、デジタルカメラの画像エンジンに任せたい方は、WEB サイト上で公開されているサンプルイメージをみて検討して下さい。最終的には好みの問題です。
おことわり
ここでは、レンズ資産のない、初めて一眼レフカメラの購入を考えている方で、商品撮影(静物)に重点を於いて説明しています。連続撮影やシャッター速度、ISO感度などライティングされた商品撮影において、あまり重要ではないと思われる部分については触れていません。
デジタル一眼レフに限らず、一眼レフカメラは "ボディ "と "レンズ" は別売りとなります。また、レンズとボディとの接続部分をマウントといいますが、メーカー毎に異なり互換性はありません。
レンズキットとして発売されている商品は、純正の標準レンズ(24mm~55mm程度)とセット、または、望遠までカバーする複数のレンズが付属するものもあります。レンズマウントも含め、メーカー毎の個人的な印象は以下で紹介しています。
参照 => デジタル一眼レフ メーカー毎の特色について
現在、デジタル一眼レフを販売しているメーカーは、大手カメラメーカーを始め、様々なメーカーから発売されていますが、昔から業務用デジタル一眼を開発してきた CANON や Nikon が低価格一眼レフ市場を独占しており、また、CCD や CMOS センサー、画像エンジンの性能も一日の長があります。
参照 => デジタル一眼レフ メーカー毎の特色について
ここでは、ネットショップで公開する商品撮影を目的とし、無駄がなく、はじめての方にも購入しやすい価格帯のデジタル一眼レフをピックアップしています。
Nikon D50 は、低価格入門モデルの D70s にコンパクトデジタルカメラで広く普及している SDメモリカード を採用、操作性を簡略化し、更に低価格化した入門向けモデルです。といっても、新開発のCCD を採用しており D70s よりも優れた面も持っています。また、EOS Kiss Digital とは対照的に、グリップに執ったデザインで男性でもしっくり手に馴染みます。
◆ 仕様 => Nikon Imaging | D50 : 主な仕様
◆ 作例 => Nikon Imaging | D50 : 撮影画像サンプル
参照 => Nikon ~ デジタル一眼レフ メーカー毎の特色
レンズキットで実売 6万円を切る低価格デジタル一眼レフです。
◆ 参考 => レンズ交換式デジタル一眼レフデジカメ *ist DL2を発表
◆ 仕様 => http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/ist-dl2/spec.html
◆ 作例 => http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/ist-dl2/ex.html
参照 => PENTAX ~ デジタル一眼レフ メーカー毎の特色
17.5-45mm レンズキットで実売 6万円を切る超低価格デジタル一眼レフです。800万画素となっており、コストパフォーマンスの高いカメラです。
◆ 仕様 => http://olympus-esystem.jp/products/e500/spec/
◆ 作例 => http://olympus-esystem.jp/products/e500/sample/
参照 => OLYMPUS ~ デジタル一眼レフ メーカー毎の特色