大手企業の多くは、このタイプのネットショップを運用しています。データベースとは、任意の定型フォーマットで記述された情報の集合体、共用データの事をいいます。
データベースを管理するアプリケーションを使用し、データベースに修正が入るとデータベースを参照している Web サイトも連動して更新されます。つまり、一元管理が可能になります。
データベースで情報を一元管理することで、様々なアプリケーションを活用してサイトを運用する事が可能になります。設計によっては実際の店舗と在庫情報を共有する事も可能です。
このタイプのネットショップの特徴をまとめると以下のようになります。
商品点数が多く商品の出入りが激しいショップや、実際の店舗との連動を考えた場合、効率的な運用が可能になります。大手企業は、このようなデータベースと連動したネットショップを運用しています。
このような仕組みをゼロから開発すると数百万の導入コストが発生する反面、商品点数が多いネットショップでも効率的に管理、運用が可能になります。
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、ブラウザだけで Web サイトを構築できる 出来合いの Web アプリケーション であり、多くは、データベースを利用した設計で開発されています。
このような出来合いの CMS を利用する事で、個人でも低コストに規模の大きなネットショップを運用する方法もあります。CMS の代表的な例は、ブログサイトです。ホームページを制作する知識がなくても Web サイトを運用する事が出来ます。
そのめ簡単にサイトを構築できると考えがちですが、サイトの独自性を出すためには、システムが出力するページデザインを変更する必要もあります。そのため、システムのカスタマイズに関する更に高度な知識が必要になります。
ネットショップ CMS では、決済や商品管理など ネットショップに特化した機能を備えています。一般のホームページがブログに置き換わったのと同様に、今後、ネットショップもこのようなシステムに移行していくものと考えられます。
次のページでは、ネットショップ CMS の特徴について具体的に説明します。