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画像処理ソフト・ハードウェア ～ ホームページ制作ツール

『 従来型ネットショップ 』 、 『 CMS型ネットショップ 』 、構築するネットショップのタイプに関わらず、必ず必要となるのが画像処理系のグラフィックソフトウェアです。

インターネットで利用される画像フォーマットは決まっており、主に JEPG / GIF / PING フォーマットが使用されます。ホームページ作成ソフトで素材として使用する画像ファイルを編集、出力可能な WEB 制作に特化した画像処理ソフトウェアが必要になります。

ホームページ作成ソフトの役割

ホームページ制作ソフトは、画像を直接編集する機能は持ちません。html を視覚的に編集するツールです。 <img> タグを用いて、画像の場所へリンクする事で表示されます。

ホームページ作成ソフトの多くは、貼り付けた画像から直接、画像編集ソフトを呼び出してシームレスに編集作業が行えるようになっています。

画像処理系グラフィックソフトの役割

WEBコンテンツ制作に於ける画像処理系グラフィックソフトウェアの用途は二つあります。

• ホームページ デザイン （イメージ制作）
  • WEBデザインに使用するイメージを作成します。具体例はナビゲーションボタンやバナー制作などです。
• 商品写真（素材）の加工、書き出し （画像処理）
  • デジタルカメラやスキャナーで入力した画像を編集します。具体例を挙げると、写真の色彩補正やサイズ調整、トリミングなどの画像処理、WEBに適したイメージフォーマットへの書き出しなどの画像処理を行います。

ホームページ　デザイン　イメージ制作

凝ったものを作成するにはそれなりのテクニックと経験が必要となります。デザインパーツは、ホームページ作成ソフトにおまけ、デザインテンプレートとして付属する事もあり、上手く活用すれば必ず必要となる作業ではありません。

プロ（WEB制作）の現場では既製素材は使用せず全てゼロからデザイン、作成します。一般のホームページでは、フリーで配布されているWEB素材などを利用されている方もいます。

商品写真（素材）の加工、書き出し （画像処理）

ネットショッピングでは、商品を直に見ることが出来ません。そのため写真素材の加工は重要なポイントになります。

写真をホームページで公開する場合、デジタルカメラ やスキャナーなどの入力装置で取り込んだイメージデータを適切に加工する必要があります。例えば、色彩補正やトリミング、拡大縮小などの画像処理、適切な品質に圧縮してWEB標準フォーマットに書き出す作業を行います。

WEB 標準フォーマットである JPEG の場合、圧縮率が低いと画像の劣化が少なく細部まで美しく再現できますが、情報量が多くなるため、ユーザーは画像が表示されるまで待たされる時間が長くなります。圧縮率が高いと逆になります。画像の大きさ、圧縮率、扱う商品によって優先度も異なりますのでバランスが大切になります。

扱う商品によっては、イメージは消費者の購買意欲に大きな影響を与えます。特に重要なポイントと言えます。デジタルカメラを使用した写真を美しく扱う方法に関してこのサイトでも紹介しています。以下を参考して下さい。

関連 => デジタルカメラ選び方と基礎知識 ～ ネットショップ運用

WEB制作の現場で使用される定番のグラフィックソフト

プロ（WEB制作）の現場でも使用される定番のグラフィックソフトウェアです。

色空間に Adobe RGB しかサポートしていない "デジタル一眼レフ" で撮影されたJPEG 画像をWEBサイト上で公開するためには、PhotoShop を使用して色空間を sRGB に変換する必要も出てきます。

Adobe Photoshop CS2 （フォトショップ シーエスツー）.

画像処理と言えば、Photoshop というぐらい有名なソフトウェアです。もともとAdobe 社は Macintosh のソフトウェアメーカーでした。Macintosh がデザイン分野に最も適したコンピュータと言われたのは、Adobe 社のグラフィックソフトの功績が大きいと言っても過言ではありません。

ソフトウェア自身、シンプルであり基本的な習得に時間を要しませんが、それだけ奥の深いソフトウェアです。画像処理からイメージ制作までありとあらゆる分野に対応する事が出来るため、様々な分野向けの PhotoShop 解説本が出版されています。

個人ではじめてネットショップの運用を考えた場合、オーバースペックとなる要素を持ちますが、出版用途とWebコンテンツ用の素材を共有した利用を考えている場合は、必須となるソフトウェアです。

■メーカーサイト：PhotoShop CS2　■CS2体験版　ダウンロードはこちら

 

 

Adobe Photoshop Elements （フォトショップ エレメンツ）.

PhotoShop CS2 の廉価バージョンとなります。CMYK など印刷用途に対応した処理は行えませんが、WEB画像フォーマットの出力やディスプレイ上で使用するイメージ、Webデザインパーツ制作用途にも活用する事が可能です。

本格的なカラーマネジメントや出版用途も考えた場合は、PhotoShop CS2 を検討する必要があります。

廉価バージョンといっても、単に機能を略いただけではなく、プロが使用する CS2 を一般の方にも扱い易いような配慮がされています。低価格ですが、ネット上で公開する画像、デジタルカメラで撮影した写真の補正や修正においては、必要十分な機能を備えています。デジタル一眼レフでは一般的なRAWの現像にも対応しています。

関連 => RAW ファイルとは？

Adobe Web Bundle （ウェブ バンドル） .

Adobe の主力グラフィックソフト、前 Macromedia 社の主力 Web コンテンツ制作ソフトをパッケージにした製品です。個別に購入する場合に比べ、実に４割引近い価格でインターネットコンテンツ制作に必要な殆どのソフトウェアが提供されます。

Adobe Web Bundle は、Webコンテンツ制作に必要な全てのソフトウェアをパッケージにした製品です。Adobe 社は、マルチメディア関連の大手ソフトメーカー Macromdia 社を買収し、Flash や Shockwave などのリッチメディア オーサリングツール、DreameWeaver や Fireworks などの Web オーサリングツールやWEB開発ツールを手中に収めました。

このパッケージ一つで、ホームページ制作会社としてやっていける程の製品であるため、個人でショップ運用を考えている方には、お買い得であっても使い切ることは難しくおすすめできません。しかし、本格的なショップ運用を考えている企業、SOHO にとってはお買い得感の高い嬉しいパッケージです。商品点数の多いショップに適したイメージ管理に重宝するソフトウェアも含まれます。

このパッケージには、上記、PhotoShop CS2 や Dreamweaver 8 も含まれています。 又、Adobe 社のホームページ制作ソフト Adobe GoLive CS2 も含まれるため、Dreameweaver とバッティングする部分がかなりあります。（性格は対照的）

■メーカーサイト：Web Bundle　■体験版　ダウンロードはこちら

Adobe Web Bundle 収録ソフトウェア

Adobe Creative Suite 2 Premium.

Creative Suite 2 Premium は、Adobe 社の主要グラフィックソフトウェアのパッケージ版です。Photoshop CS2 や Illustrator CS2 などグラフィックデザインの分野では必須となるアプリケーションと、ホームページ制作ソフト、イメージ管理ソフトも含まれます。

■メーカーサイト：Creative Suite 2　■体験版　ダウンロードはこちら

Adobe Creative Suite 2 Premium 収録ソフトウェア

Adobe Creative Suite 2 Standard .

Creative Suite 2 Standard は、Creative Suite 2 Premium から WEBページ作成ソフト、PDF 書類作成ソフトを除いた 画像処理、イメージ制作に特化したパッケージです。印刷からWEBイメージ制作まで全てに対応する事が出来ます。

個人的に、ホームページ制作ソフトを使用したネットショップ運用、管理においては、グラフィカルなWebページ制作向きの GoLive CS2 よりも Dreamweaver 8 が適していると思います。 Dreamweaver 8 単体の組み合わせがオススメです。

Adobe 社はイメージに強いメーカーで、マクロメディア社はオーサリングに強いメーカーであるため、同じホームページ作成ソフトでも特色が異なります。（両メーカーは経営統合しています）

■メーカーサイト：Creative Suite 2　■体験版　ダウンロードはこちら

Adobe Creative Suite 2 Standard 収録ソフトウェア

4割近く価格が抑えられており、グラフィックデザイン分野では必須となる Photoshop / Illustrator の購入を考えている SOHO の方にも、非常にお買い得感の強いパッケージとなっています。

個人でショップ運用を考えた場合

Creative Suite 2 や Web Bundle は、規模の大きなショップ、グループワークが要求されるビジネス分野では高い生産性を得ることが出来ますが、扱う商品点数の少ない規模の小さいネットショップ構築・運用においては明らかにオーバースペックです。

また、習得に必要な時間、人件費も考える必要があります。最低限、ホームページ制作ソフトと画像補正が行えるソフトウェアがあれば間に合います。

規模画小さく、少数人数での運用を考えた場合で、ホームページ制作ソフトを使用して構築するタイプのネットショップ運用は以下の組み合わせがおすすめです。

Adobe Photoshop Elements　+　Dreamweaver 8

Adobe Photoshop Elements　+　ホームページ・ビルダー10

ネットショップCMSによる運用を考えた場合

ネットショップCMS によるショッピングサイト運用では、システムが Webページを出力するため、ホームページ制作ソフトは必要ありません。この場合も、このページで紹介した Creative Suite 2 や Web Bundle には、ホームページ制作ソフトが含まれるため、この点も考慮してください。

ネットショップ CMS の特徴、ショップ運用については、以下で紹介しています。

参照 => CMS型ネットショップ 構築ガイド

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