このページでは、はじめてネットショップの運用を考えている方のために、ネットショップ運用に発生するランニングコストについて説明します。
構築するネットショップのスタイルによっては、契約の必要のないサービスも含まれます。また、これらの要素をセットで提供するサービスもありますので、この点も考慮して下さい。詳細は右メニューで追って説明しています。
ネットショップに限らず、ホームページ公開に必要となるサービスです。ショッピングサイトの場合は、これらの基本サービスの他に決済代行サービス、ショッピングカート、SSL証明書取得など別途費用が発生します。(後述)
ネットショップを設置するために必要なレンタルサーバとの契約料です。レンタルの形態には、一台のサーバ(コンピュータ)を丸ごとレンタルする専用サーバ、一台のサーバを複数で共有するマンション型のホスティングサービスなどがあり、月額のランニングコストも異なります。
ここで提示した価格は、最もコストパフォーマンスの高いホスティングサービス(一台のサーバを複数契約者で共有)を利用した場合の相場です。契約時に初期費用が別途必要になります。
一台のサーバを複数の利用者で共有するホスティングサービスは、一般のホームページ用途には必要十分な機能を提供していますが、商取引が必要となるショッピングサイト運営においては制約が多くネットショップに適さないサービスもあるので注意が必要です。(必要十分な機能を提供せずにショッピングサイトに最適としている事業者も存在します)
参照 => ネットショップ運用を前提としたホスティングサーバの選び方
ネットショップ運用を前提としたホスティングサービス選びのポイントは、右メニューの "ネットショップ構築ガイド" でネットショップのタイプ別に紹介しています。
ドメインとは、ホームページのアドレスとなる部分であり、言わば住所にあたります。このドメインは、サーバーとは別に申請、取得する必要があります。取得するドメイン名によって年間の維持費用は異なります。
レンタルサーバ事業者の多くは、ドメイン取得代行も行いますが、このサイトではドメインの取得、管理は個別に行うことをお勧めしています。ドメイン取得に関する注意点は以下で説明しています。特に収益を生むネットショップにおいては重要です。
参照 => ドメインの重要性について ~ レンタルサーバの選び方
インターネットに接続できる環境が必要です。なるべく、ADSL や 光ファイバーなどの定額サービスが望ましいです。
セキュリティに配慮したお勧めのブロードバンド ISP、独自ドメインによるサーバ公開可能なコストパフォーマンスの高い ISP は、このサイトでも紹介を予定しています。
ここまでは、一般のWEBサイト運用に発生するランニングコストです。運用するネットショップの形態にもよりますが、商取引のために以下のサービスが別途必要となります。
ネットショップを運用する上で、上記サービスに加え必要となるサービスです。ショップ形態によって必要なサービスは異なり、以下に説明する全てのサービスが必要になるわけではありません。
ネットショップ形態ごとの特徴、必要なサービスについては右メニューを参照して下さい。
サイトの暗号化、身元証明のために必要となるSSLサーバ証明書の取得、および維持費用です。ビジネスクラス向けのホスティングサービスでは、SSL暗号化が利用できる "共用SSL" サービスを提供している所があります。
独自SSL ・ 共用SSL の違いについては以下で説明しています。
参照 => "共用SSL" と "独自SSL" の違いについて ~ レンタルサーバ
独自SSL サーバ証明書の取得、認証機関については、以下で説明しています。
参照 => SSLサーバー証明書の取得 ~ ネットショップの身元証明
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標準でSSLサーバ証明書を提供するホスティング(共用)サービスもあります。"独自SSL"で必要となる SSLサーバ証明書の取得の手間がない上、低価格です。独自ドメインによるSSL暗号化を検討している方は、レンタルサーバも含め検討してみて下さい。
参照 => CPI (シーピーアイ) ~ ホスティングサーバ比較・検討
クレジットカードやコンビニ決済は、ネットショッピングでよく利用されている決済方法ですが、個人や中小規模のネットショップでの導入は難しく、現実的ではありません。クレジットカードやコンビニ決済を導入したい場合、別途、決済代行会社との契約が必要となります。
銀行振込、郵便振替、代金引換などショップと利用者の当事者同士の決済方法の場合、決済代行会社との契約は必要ありません。しかし、50%以上の利用者がカード決済を希望しており売上に大きく影響する点を考慮すると、クレジットカード決済の導入は要検討です。
決済に関する詳細は、以下を参照して下さい。
参照 =>
従来のホームページにショッピング機能を追加する "従来型ネットショップ" を構築する場合に必要となるサービスです。 通信のSSL暗号化(サーバ) / 決済代行会社と連携可能なショッピングカート をレンタルする事になります。
ASP レンタル ショッピングカートに関しては以下で詳しく説明しています。
参照 => ASPレンタルショッピングカート ~ 従来型ネットショップ
ネットショップの運営を起動に乗せるには適切なプロモーション活動を行う必要があります。利用するネット広告配信サービスによっては料金体系が異なります。月々のシステム利用料が必要なケースや、広告費用の上限を指定できるタイプのネット広告もあります。詳しくは以下を参照して下さい。
参照 => はじめに ~ ネットショップ運営を軌道に乗せるために
これからインターネットへ販路を広げようと考えている方、はじめてネットショップ運用を考えている方は腰が引けたと思います。インターネット経験の浅い方、リテラシーの乏しい方にとって複数サービスの契約、事業者選びの判断は難しく、敷居が高いと言えます。
最近では、ネットショップ開業に必要な全ての要素をまとめて提供する ASP (アプリケーション・サービス・プロバイダ) も登場しています。
構築済みのネットショップを丸ごとレンタルするサービスで、WEB2.0 や ブログの普及に伴い 2005年末 あたりから出てきた新しいタイプのネットショップ運用形態です。今後、主流になる事も予想されます。
ただし、無視できないデメリットも多く、すべてのショップ運用において適しているとはいえません。 ASP によっては SEO や SEM、マーケティングまでコンサルティングまでトータルにサポートするサービスから、無料で提供されるサービスまで幅があります。
参照 => ASP型 ネットショップCMS で構築するショップ
インターネットを利用した販路の一つにショッピングモールへ出店という選択肢もあります。 ショッピングモールの代表は "楽天市場" "bidders" "Yhaoo! Shoping" です。
特に楽天は、国内ショッピングモールのパイオニアであり、これまで企業のものだったショッピングサイトを商店街レベルにまで引き下げた IT 企業です。ショッピングモールのメリット、デメリット、出店方法やアドバイスに関しては、以下で説明しています。
参照 => ショッピングモールの特徴 ~ ネットショップ構築ガイド