Another HTML-Lint は、石野 恵一郎 氏による オンライン上で W3C (WWWに関する標準化を指針する団体)勧告に準拠したHTMLの採点を行なってくれるHTML文法チェッカーです。様々なバージョンのHTML文法チェックが行えます。
手元のサーバーで活用出来るようにソースも公開されていますが個人利用であれば原則フリー(作者にビールをおごる)ですが、Another HTML-Lint を営利目的(ミラーサイトで広告収入を得る、Another HTML-Lint を利益の出る仕事に利用する場合は、有料ですので注意して下さい。詳細は下記アドレスを確認してください。
URL => Another HTML-lint : FAQ
ここでは FedoraCore4/CentOS4 で セットアップについて説明しています。 といってもほとんど設置するだけです。
ここでは、HTMLソースのヘッダどおり W3C勧告 HTML 4.01 に準拠したクリーンなHTMLを書くことを目的に、文法チェッカーAnother HTML-lint を導入します。
少し前置きが長くなりますので、インストールについては、このページから説明しています。読み飛ばしてください。
では、なぜ W3C勧告に 準拠したHTMLを書く必要があるのでしょうか?その理由を知るためには、HTMLとCSSの関係を理解している必要があります。Another HTML-lint の有用性を知る上で、一般の方でも分かるように、なるべく分かり易い言葉で説明します。
ポイントを掻い摘んで説明します。
これらの規格は W3C (WWW標準化を策定する団体) により勧告されています。基本的にブラウザは、この規格に基づき開発されており、異なるブラウザでも同じように見えるようになっています。然し問題は存在します。
ホームページを閲覧するために利用するブラウザも、基準(W3C勧告)に基づいて開発されています。そのため、プラットフォームにより異なる環境でも共通のホームページを閲覧することが可能になります。
ホームページを自分の会社が作ったブラウザでしか見る事が出来ないようにした呆れた会社もありました。
ただし、全てのユーザーが同じように見えるわけではありません。古いブラウザでは、対応するHTML/CSS のバージョンに違いがあるため、CSS1準拠のブラウザでは、CSS2に準拠して書かれたページを正しく表示する事は出来ません。
2005年8月現在、CSS2対応の最新ブラウザであれば、大分同じように表示されるようになりました。しかし、ブラウザによりCSSの解釈が異なる部分もあり、制作者は十分な検証が必要です。
デザイン・レイアウト要素を分離し、文章論理構造を明確にする事でアクセシビリティに貢献します。これが W3C Web標準化であり、制作者、訪問者、企業など多くの人にメリットを提供する事が可能になります。