本家サイトから安定バージョンを入手します。ここでは、本家サイトで説明されているsuExecを前堤としたインストールと異り、デフォルトのapche権限で実行させるCGIとしてインストールします。
最新の FML-8 を取り上げるつもりでしたが、GUI 操作を行うためのCGIに未実装(makefml config)の部分があったため今回は見送りました。
(実はmakefml configが一番欲しかったりする)
GUIで管理することを目的とした場合はFML-4の方が完成度が高くお勧めです。FML-4でメーリングリストとしての機能は十分に果たせます。個人的にFML8の必要性は余り感じません。
安定バージョン fml4.0.3 を入手し、展開後、展開したディレクトリへ移動して下さい。
本家サイト => fml project top page
展開ディレクトリに移動後、cgiオプションを付けて以下の手順でインストールします。
Language (Japanese or English) [English] Japanese
TimeZone (TZ: e.g. +0900, -0300) [+0900]
---Install the Fml system to /usr/local/fml. (y/n) [n] y
これで/usr/local/fml にfmlがインストールされます。ドメイン、FQDNはそれぞれの環境に合わせる必要があります。
この作業で
/usr/local/fml/www/cgi-bin
に、お目当てのfmlをブラウザで操作するためのCGIスクリプトがコピーされます。adminをコンフィグしてインストールする手順を践みます。
ここでは、suExec は使用しませんがFMLユーザーを作成しFMLユーザーのホームディレクトリへインストールします。設置場所はどこでも構いませんが、Apache のドキュメントルートだけは避けてください。後にApacheで Alias 処理で公開するようにします。
suExec 環境の場合は、FMLユーザーを作成しFMLユーザーで実行するようにして下さい。もちろんログインシェルは与えません。空のshellを指定します。ディストリビューションによって違いはあります。FedoraCore では nologin です。false の場合もありますし、用意されていない場合もあります。そのときは自分で空のシェルを作ります。チェックして下さい。
次はCGIのコンフィグレーションを行います。 インストールされたディレクトリへ移動します。 /home/fml ディレクトリにCGI を設置する場合です。
コンフィグレーションを行うためのメニューが表示されます。
0 END
1 USE_MOD_SSL YES
2 REAL_CGI_PATH /home/fml
3 CGI_AUTHDB_DIR /usr/local/fml/www/authdb
4 CHANGE PASSWORD
5 REMAKE CGI SCRIPTS
6 MTA sendmail
7 HOW TO UPDATE ALIAS newaliases
which ? (0-7) [0]) [n] y
CGIを生成するには一度、0 を選択し終了します。 コンフィグレーションの内容は /usr/local/fml/.fml/cgi.conf に記録されます。 必ず 5 (メイク)を実行する前に、4でアカウント、パスワードは設定しておきます。
指定したディレクトリにcgiが作成されない場合は、再度実行し、
とし、 5 でリメイクして下さい。一度目では作成されないようです。
cgiの実行権をデフォルトのapacheに変更します。(suExec の場合はfmlです。fmlだけに権限があればよい事になります。)
パスワードは他人が読めないようにパーミッションを変更します。
FML-CGI実行に必要なディレクトリ構成です。
/home/fml/admin , /home/fml/ml-admin ディレクトリをApacheのディレクティブ設定で公開することになります。