あまり需要はないと思いますが、FML-4で携帯メールアドレスとパソコンのメールアドレスを混在した場合、運営上問題が発生します。特にDDNS(ダイナミックDNS)などを使用してMXレコードの参照できないケースです。
[ 問題点1 ]
MXレコードを参照できないメールサーバーからのメールは受け取りを拒否されるため、配送できない
[ 問題点2 ]
MLからのメールを受け取り、携帯端末から返信する場合、ML宛てにしか送信されない、また、携帯端末からML宛てに送られたメールも同様、送信主にしか返信されない
問題点1 は、上位(プロバイダ)のメールサーバーへRelayすることで解決できます。
問題点2 は、EZwebを除く、全ての携帯端末が Reply to を認識しないために発生します。これを回避するには、from(送信者)を MLアドレスにする事で解決しますが、from 送信者が MLでは、送り主が誰なのかわかりません。
が考えられますが、前者は返信ではなく新規メール扱いとなり、意図が不鮮明かつ、シンプルでないため、相互乗り入れとはいえません。また、後者はメールの 送信者がMLでは誰からのメールなのかは、本文を見るまでわからないので、パソコンのメールクライアントではメールを開くまで誰のメールかわからず不便で す。
そこで、
From: "myname@xxxxx.net" <aaa-ml@maidomain.net>
Reply-To: aaa-ml@maidomain.net
メールヘッダのfromをメーリングリストに、送信者名にメールアドレスに変更する事で、本文を見なくても、送信者が誰なのか、一目でわかるようにします。つまり、メールヘッダを偽装する事で対応してみる事にしました。
fromを変更すると中継サーバーによっては弾かれる可能性もありますのでよい方法とはいえませんが、私の場合、不配送が発生したときの保険に ウェブメールやメールで書き込める専用の掲示板を設置する事で対応しています。