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AntiVir Milter for Sendmail-8.12 インストール

検索エンジンから来られた方へ

AntiVir Milter for Sendmail 及び AntiVir の Linux への無償提供は既にありません。ClamAV を利用した同余のシステムについては、以下で説明しています。

参照 => ClamAV と Sendmail で作るウイルスメール検査システム

AntiVir Milter

AntiVir Milter for Sendmail を導入し、メールサーバーでウイルスフィルターを実現します。5分もあればセットアップが完了します。Sendmail サーバーが既に稼動しており、Milter が実装されている事が条件です。

補足 2005/7/15

AntiVir Personal Edition Classic  現在、ライセンスお試しは出来なくなっており、入手先は異なります。個人利用についてはフリーです。これらは、PersonalEdition というラインナップになっており、入手先は以下のサイトになります。ここで紹介している内容の変更点を補足します。 セットアップは共通しますので置き換えて下さい。

Web Site => AntiVir Personal Edition Classic

ライセンス取得は、右メニュー [ Download ] で表示されるページ下の
(*) private registration for AntiVir Workstation, AntiVir Mailgate and AntiVir Milter for Linux/OpenBSD/FreeBSD/Solaris
から行います。メールでライセンスファイルが送られてくる点は同じです。

AntiVir Personal Edition Classic ラインナップについて

ラインナップは以下になります。

  • AntiVir Workstation PersonalEdition
    • デスクトップワークステーション向けのスタンドアローン版です。
  • AntiVir MailGate PersonalEdition
    • 特定のポートを監視し、ウイルスを監視、検出、駆除を行います。ただし、ここで紹介している 外部への利用を許可する Sendmail サーバー運用では、外部からの認証が行えません。
  • AntiVir Milter PersonalEdition
    • Milter を使用し、送受信の際にウイルスをスキャンします。Milter とは MTA と ウイルススキャンプログラムとの橋渡しを行うプログラムです。Sendmail は 8.10 から Milter をサポートしています。大量のメールを配送する場合でも、リソースを喰わないようになっています。また、Sendmail に関する設定は、Milter に関する設定と起動順番のみなので、スムーズに導入出来ます。

尚、Sendmail に関する Milter の設定は共通します。何れも、エンジンは共通しますので、スタンドアロン として定期的にディスクのチェックも行えます。個人利用については、無料で利用できますが。業務利用については、http://www.antivir.de/en/index.html からのダウンロード、ライセンス購入となります。導入方法は同じです。

Sendmail MILTER とは

Milter (ミルター)とは、Sendmail がメール配送を行う前に外部プログラムとの橋渡しを行うための機構です。8.11 から正式対応となっています。Sendmail 自信が外部プログラムとの橋渡しをおこなうため、フィルタープログラムが楽です。また、ログもインクルードされるため、メンテナンスも容易になります。

AntiVirについて

AntiVir はドイツのH+BEDV社のアンチウイルスプログラムで、ドイツでは圧倒的なシェアを誇る製品だそうです。個人利用については1年間無料で使用できます。

H+BEDV社のメールサーバー系のアンチウイルスプログラムには以下があります。

  • AntiVir MailGate UNIX
    • こちらはポートに強制介入し、Gateとしてメールを処理します。メールサーバーを選ばないメリットはありますが、余計なこともしてくれます。欠点はこの サイトでも紹介しているような、外部からSMTP AUTHをフル活用するようなサーバーの場合、外部からの認証は行えなくなります。
  • AntiVir Milter for Sendmail UNIX
    • こちらはアンチウイルスプログラムと橋渡しをするMilterプログラムがいっしょに提供されており、手間が全然かかりません。インストールすれば後は sendmail.cfの修正だけでフィルタリングが実現します。最新のバージョンからインストーラーが付属するので、導入まで5分もかかりませんでした。

入手先とインストール

下記サイトから入手可能です。今回使用したバージョンは以下になります。

  • ntiVir Milter for Sendmail UNIX
  • Date: 13.12.2004 - version: 1.1.0-4

ライセンスキーが必要になるのでページ右のメールアドレスを記入する所でメールを送るとライセンスキーが添付されて送られて来ます。

展開して、インストーラーを起動します。

# tar -zxvf antivir-milter-prof-1.1.0.tar.gz
# cd antivir-milter-prof-1.1.0
# ./avinstall.pl

ライセンスについて表示されます。ライセンス表示が終わると、対話的にインストールが行われます。

Enter the path where AntiVir Milter binary will be located
(default is: /usr/sbin):そのまま

Enter the path where scan engine and virus definition file will be located
(default is: /usr/lib/AntiVir):そのまま

Install the automatic internet updater? [n] y
インストール段階でアップデートします。

Would you like the automatic updater to start automatically? [y] y
アップデートモードで別プロセスで起動するようになります。

The directory /usr/lib/AntiVir doesn't exists. Try again!
Shall I create it? [y] y
/usr/lib/AntiVirがないけど、作ります? 作ってよ

Enter the path to your license file:送られて来たライセンスキーのパス

Would you like the automatic updater to start automatically? [y] y
リブート時アップデータを自動起動するようにしますか? そうして。
/etc/rc.d/rc5.d にavupdater起動スクリプトが作られます。

Would you like AvMilter to start automatically? [n] n
AvMilterを起動していいっすか? うん
/etc/rc.d/rc5.d にavmilter起動スクリプトが作られます。


インストールは以上で終了です。 amavis-milter のセットアップに比べたら、あの要求されるソースは一体なんだったんだと思えるぐらい簡単です。

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