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メーリングリストの設定 ~ MLオーナー(Mailman)

前のページで Mailman管理者が作成したメーリングリスト test-ml@hoge.com を例に、メーリングリストの性格付け、つまり動作設定を行います。本講の例では、講師がこの一連の作業を行なうことになります。

メーリングリスト の設定(リスト管理者:講師)

Mailman 管理者がメーリングリストを立ち上げると、ML作成時に登録したメーリングリストオーナー宛に以下のメールが届きます。

件名:新しいメーリングリスト: test-ml

`test-ml' メーリングリストが作成されました.
以下は,このメーリングリストの基本的な情報です.

メーリングリストのパスワード:

gerhraerydhr

メーリングリストの設定を行うにはこのパスワードが必要です.
また,発言の制限があるリストへの投稿を承認する場合など,管理上の申請を
処理する際にも必要になります.

メーリングリストの設定は以下の Web ページで行うことができます.

https://hogehoge.net/mailman/admin/test-ml

一般のリスト会員用の Webページは,以下のURLになります.

https://hogehoge.net/mailman/listinfo/test-ml

HTMLの知識がある方は, これらの Webページをリスト設定ページで変更する
こともできます.

一般の会員向けに, メールによるコマンド・インターフェースもあります.
(管理者用のコマンド・インターフェイスはありません)
コマンド・インターフェイスに関する情報は, 件名または本文に help と書い
て以下のアドレスにメールを送ってください.

test-ml-request@hogehoge.net

会員を退会させる場合,listinfo
のページで会員のメールアドレスを入力し,
パスワードに管理用のパスワードを入力することができます.また, まとめ読
みの設定や配送停止などの会員オプションも変更できます.

質問があれば mailman-owner@hogehoge.net までどうぞ.

Mailman管理者がメーリングリスト作成時に送られてくるメールには、メーリングリストの設定を行うML管理者用のURLと、このメーリングリストに参加者を募るための会員用の URL が記載されています。

https://hogehoge.net/mailman/admin/test-ml

Mailman メーリングリスト管理ログイン画面

Mailman管理者から、自分が担当するクラス専用のメーリングリストを提供された講師は、メーリングリスト管理URLにアクセスして、メーリングリストの動作設定を行います。

オーナーが一方的にメールを送るだけのメールマガジンスタイルにするのか、あるいはメーリングリストに返信すれば、登録者全てにメールが配信される討論型にするのか。また、メールをアーカイブ、HTML化してWebに公開するのか、添付ファイルをどう扱うか、といった設定です。

メーリングリストの設定(リスト管理者:講師)

下の画面はメーリングリスト管理者画面にログインした直後の画面です。上のブロックにメニューが配置されており、下に選択されているメニューの項目が表示されます。ログインした直後は全体オプションの内容が表示されています。

Mailman メーリングリスト官吏画面

結構、日本語で、おや?というところがありますが、そこは愛嬌で。全体的オプションだけでも、かなり設定する項目が多岐にわたります。

とても全ては説明出来ませんし、確認したわけではないので、本稿におけるメーリングリストの活用目的からみて、運用に関する最低限の項目と、セキュリティ上、特に注意を払わなければならないとおぼしき箇所に絞って確認します。

クラスでメーリングリストを活用するために講師に割り当てられるインターフェイスですが、ちょっとした用途でメーリングリストを活用するにはかなり大がかりな印象です。講師と言っても特別コンピュータのスキルがある訳ではありませんから、レクチャーが必要でないかといったのは、これらの理由です。その点、FML4 CGI の方が本稿の目的においてはずっと使い易いです。

サーバー管理者から見たメーリングリスト運用上の注意点

本講のシナリオでは、このインターフェイスは Mailman 管理者から提供された講師がオーナーのメーリングリストの管理画面であり、操作をしているのはセキュリティのリスクを一々意識する筈のない、普通の1人の講師です。

システム管理者から見れば、そこでやり取りされた内容が、誤って外部に公開されるリスクはないのか、メーリングリストの管理権限を譲渡する場合は、重々確認しておく必要があります。

この学内利用でのシナリオが、会社の業務におけるメーリングリスト活用であったとします。そのメールの内容が意図せず外部へ公開されていたとなれば、会社の信用問題に発展しかねない情報漏えい事故を引き起こす機能を、このインターフェイスが有していることは常に意識をした方が良いと思います。

保存書庫オプション

デフォルト値では公開するようになっていたため、本稿ではセットアップ時に初期値は、書庫にしない、公開は限定公開となるようにインストールしていますので、図で示したとおりのチェックが入っているはずです。

Mailman 書庫

ただし、このインターフェイスを提供された講師が、この初期値を変更しないという保証はどこにもありません。

これを確実に防ぐには、Apache Webサーバー側で公開するネットワークを限定する必要があります。

一応、そのようにするように、本講ではインストール時に説明しましたが、Apache Webサーバー側の話しなので詳しくは触れていません。

サーバーの設置された場所や、メーリングリストの運用目的によっては、大変重要なポイントになります。責任は持てませんので必ず意味を理解した上で設定を行って下さい。

司会者(モデレータ)の設定について

メーリングリストに参加したML会員には、Webでメールの受取り方などの挙動や、退会手続きと言った処理が行えるインターフェイスが提供されることになります。メーリングリストのオーナー(講師)は、この参加者の中から、司会者を指名することが出来ます。

本稿のシナリオでは、MLオーナーは講師です。参加者である生徒の誰かを司会者に指名することで、MLオーナーしか行えなかった一部の権限をML参加者である学生(司会者)に譲渡する事ができます。説明には以下のように書かれています。

リスト司会者は権限が制限されているので、リストの動作設定を変更することはできません。しかし、入会申請の承認や却下、保留メールの処理などの管理作業ができます。もちろん、リスト管理者も申請を処理することができます。

参加申し込みがあった場合、許可しますよ、しませんよ、という判断などの管理作業の一部を司会者(代表の学生)に一任できますよと言うことです。

ただし、本稿で想定しているのはメールマガジンのような不特定多数の大規模が予想される管理ではなく、自組織内の強制参加型のメーリングリストの活用なので、ちまちま参加者の意思を確認して認証したり、といったことをやっていたら仕事になりません。

一括で社内のメールアカウントを登録して管理するためには、メーリングリストの管理者が必要となるため、どうしても一般の人、ここでは講師ですが、ハードルの高いこの大量のパラメータが前面に出たメーリングリスト管理インターフェイスを提供する必要があります。

これがFML4 の CGI であれば、一般の人が見ても理解出来る整理されたインターフェイスなので、ほとんど説明の必要はありません。積極的にメーリングリストを活用してもらうには、Mailmanはこれがどうしてもネックになります。

コンテンツの冒頭、活用してもらうにはレクチャーが必要になる、といったのはこういう理由からです。

司会者の指定手順

司会者の権限を与えたい参加者のメールアドレスを全体的オプションメニューのリスト司会者のメールアドレスに登録します。複数のメールアドレスは改行込みでコピーします。

Maiman リスト管理者パスワード変更画面

次にパスワードメニューから、司会者パスワードを登録します。複数の司会者を登録した場合、パスワードは共有ということになります。

司会者に指定された学生は、一般のリスト会員用の Webページから、この専用パスワードを使ってログインすることで、司会者用のインターフェイスが提供されます。

引き続き、メーリングリスト参加者(学生)の立場で Mailman のインターフェイスを確認します。

Postfix & Dovecot & Mailman


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