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Mailサーバー => メールサーバ構築 20144.メーリングリスト管理システム
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メーリングリスト管理システム導入(FML と Mailman 比較)

ここで構築したメールサーバを積極活用するために、メーリングリスト管理システムを導入します。

導入目的

本稿では、組織内でそれぞれの担当部署でそれぞれメーリングリストのオーナーになってもらい、メーリングリストを活用して業務に役立ててもらうことを目的にシステムを導入します。

メールマガジンや不特定多数の人が参加する用途は想定していませんので、その観点で選ぶ事にします。

代表的なメーリングリスト運用ツール

メーリングリストの動作の仕組みは単純で、メールの宛先が定義されている alias ファイルをメールコマンドや、CGI など外部から介入することで実現しています。国内では、FML と Mailman が有名です。

両者は何れもメーリングリストの運用、管理を行えますが、性格はかなり異なっています。本稿では Mailman の導入手順について説明しますが、メーリングリストを活用するのに FML と Mailman どちらを導入しようか、悩んでいる方も多いようなので、参考になる程度に両方使ってみた印象を以下に記します。

FML4、FML8

開発者が日本人であることもあり、国内では古くから利用されているメーリングリスト運用管理ソフトウェアです。

MLを管理運用するための GUI ツールは、どちらかと言えばシステム管理者やMLオーナーが管理するためのインターフェイスとなっており、MLに参加、退会手続き等はメールによる案内、メールコマンドによる操作が中心です。

GUI について

FML は perl で書かれており、GUI は CGI が動作する Webサーバが必要になります。FMLには4系と8系があり、以下の画面は FML4 系のものです。また FML 4系 と 8系ではインターフェイスに大きな違いがあります。

FML

テーブル形式で一括に操作出来る 8系に対して、4系は 対話的なインターフェイスなので、初めて操作する人が管理画面を見て悩むことはないとおもいます。また、ML 単位で細かな設定が行えるなど、機能面で充実しているのは FML8系ではなく FML4系の GUI の方です。

GUI による管理を目的とし、1つのメーリングリストの参加者が数十規模であれば、FML8系よりも FML4系の GUI の方が、メーリングリストの積極的な活用を目的に導入する場合に適していると思います。

FML4系の GUI で提供されるインターフェイスは、メーリングリストの立ち上げ、削除といったMLシステムの管理、運用のためのインターフェイスであり、削除の権限を持つシステム管理だけでなく、MLオーナー単位で管理インターフェイスを提供することが出来ます。

ただし、大量のメールアドレスを一括登録したり、複数のメールアドレスに対して一括操作ができないなど GUI で管理、対応出来るのはせいぜい数十規模で、ML参加者に提供されるインタフェイスもメールコマンドが中心であり、この点も後述する Mailman とは対象的です。

導入のし易さについて

Sendmail、Postfix でも使えますが、ソースからの導入になるのでいささか面倒です。(FML8系はセットアップ用のスクリプトが用意されている)また、CGI を動かすための設定など Linux に関すルールを知っている人でないと難しいかも知れません。

MAILMAN

Mailman は GUI が補助的な立ち位置にある FML とは逆に、管理、運用のためのインターフェイスだけでなく、MLの入会、退会手続き用の Webインターフェイスも提供されています。

MAILMAN

また、MLの内容をスレッド化し、HTMLに出力するアーカイブ機能は FML より充実しており、メールマガジンなど不特定多数の大量のメールアカウントを管理可能な GUI を提供しています。

古くから学内でも利用されていますし、ネット検索をしていれば Mailman によってHTML出力されたウェブページを一度は目に触れたこともあると思います。

GUI について

メーリングリスト参加 Mailman

メーリングリストの参加、退会についても WEB インターフェイスが提供されており、出力される案内文は勿論、HTMLのカスタマイズも可能です。

運用中のサイトとデザインを統合したりなど、カスタマイズ性に富んでいます。

また、これらの Webインターフェイスで、多くのメールアドレスの登録も操作も可能で、不特定多数のユーザーに提供するメールマガジンの運用用途に適しています。

実際にメールマガジンを運用しているサイトでも Mailman を利用してサービスを提供しているところも多いです。

反面、機能が多すぎて、単にMLでやり取りが出来ればいい用途には多機能すぎて、部所毎に手軽にMLを活用してもらうにはちょっとしたレクチャーが必要かも知れません。おおよそ、本稿のメーリングリストの使用目的、規模にいては必要ない機能がてんこ盛りと言った印象です。

GUI の操作感

メーリングリスト自体、登録者にメールを配送するだけの技術敵には至ってシンプルなサービスですが、一方通行のメールマガジンや、双方向の討論型と言った目的。また、不特定多数や、自組織内での活用なのか、メーリングリストの対象者によって求められる使い勝手は違ってきます。

以下は、GUI に関して実際に使ってみた操作感です。本稿では、業務や学内利用と言った自組織内の限られた参加者に限定する強制参加型のメーリングリストの運用を想定していますが、FML4 の GUI は初めてMLを管理する人にとっては、直感的で取っ付き易いインターフェイスを提供しています。

GUI FML4 FML8 Mailman
導入のし易さ
理解のし易さ
運用規模 ×

引き続き、本稿で構築したセキュアメールサーバーでメーリングリストを運用するため、Mailman を導入する手順を説明します。

Postfix & Dovecot & Mailman


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