Zebedee を使用することでVNCサーバーを常に起動し、利用することが出来る環境が整いました。 Linux 側でシステム起動時に Zebedee / VNC サービスを起動するように設定します。
/etc/sysconfig/vncservers に以下を追記します。
VNCSERVERS="1:ユーザー名"
1 はディスプレイナンバー、ユーザー名はLinuxアカウントユーザです。複数指定する場合は0以外でユニークな値にして下さい。 (ここでの目的では想定外です)
VNCSERVERS="1:ユーザーA 2:ユーザーB 3:ユーザーC"
また、VNCサーバーは指定がない場合、全てのホームディレクトリにある ~/.vnc/ を順にスキャンします。 上記指定したユーザーのホームディレクトリに、ある.vncディレクトリで全ての初期設定が終了(ここでの目的では想定外です)している事が前提です。
初期導入についてはこちらで解説しています。
FC2のパッケージに含まれるVNCサーバーでは起動スクリプトの作成はこのように標準のサービスツールで行いますが、 これは vncserverをroot権限で起動し、そこから各ユーザー毎(不特定多数)にVNCサービスを提供するようになっています。
VNCサーバーは負荷が高く、root権限で常時起動するのはセキュリティ上問題があります。サーバー管理者が専用のアカウントで一時的にVNC端末に接続する今回の目的では リソースの無駄使いでもあります。
次の方法で、管理者が普段使用する一般ユーザーの権限でVNCサーバーを起動することをお奨めします。
管理者(rootではない))のみの Xvnc端末として使う場合は、 上記の設定は行なわず、以下の様にします。
rc.local でそれぞれのユーザー権限で起動するように指定します。
# 管理補佐サザエさん VNCサーバーを起動する
su - sazaesan -c '/usr/bin/vncserver :1'
# Zebedee起動 (port1024以上で動かす場合)
su - zebedee -c '/usr/local/bin/zebedee -f /usr/lib/zebedee/vncserver.zbd'
暗号化に対する負荷は、1280*1024 16bitカラーではやや重くなった気がします。(接続時に描画がたまに追いつかない) というか、そんな解像度必要ないので デフォルトの1024*768では対して差は感じないかもしれません。 圧縮のおかげでしょうか。
Zebedeeは日本語ドキュメントが充実しています。付属のhtmlドキュメント、または
を参考にして下さい。