決済に使用する PayPAL と カードレスVISAデビット の準備ができたので、あとは DYN.com へアクセスし、Pro サービスを購入するだけです。
本稿では、従来のユーザーが有料サービスに移行するケース、つまり、アカウントを作成しているケースで説明していますので、DYNによるダイナミックDNS運用を考えている方は、事前にアカウントを作成しておく必要があります。
PayPal による決済手順です。
Sign In 後、画面左の
を展開し、DynDNS Pro / Hosts をクリックします。
"+Add Pro"をクリックして Pro版をカートに追加します。
Upgrades To Add
Upgrades To Addは Pro版の購入数です。Pro版を1つ購入すれば従来の無料サービスの5ドメインから、30ドメイン利用出来ますので無料版を今まで利用してきた方は、Upgrades To Add は 1 です。ちなみに2つPro版を購入すれば、60ドメインを管理出来る事になります。
For Period
ペイロードです。1年、2年、5年から選べます。契約期間が長いほどお得です。今回は1にしました。1年後、また購入手続きが必要になるということです。
"Add To Cart" ボタンでカートに追加します。
Discount:(ディスカウント)項目に以下のクーポン番号を入力し、"Use Courpon" ボタンを押すと、1年 $25.00の場合、-$7.50(3割)の割引が受けられます。
"PROCEED TO CHECKOUT"(レジへ)ボタンで支払い手続きに進みます。
決済に PayPal を選択して、"PLACE ORDER" をクリックすると、PayPal サイトへ飛ばされます。
PayPal へ飛ばされますので、PayPal アカウント情報を入力しログインします。
この時、URLが paypal.com/ に間違いないか、確認する必要があります。
"同意して支払う" で支払いが完了します。
もし、フィッシングサイトであれば、PayPal のアカウント情報が奪取されることを意味します。
つまり、本稿で紹介している PayPal に登録した VISAデビットカードが第三者に不正利用されるわけです。しかも、銀行口座即決で。((((;゚Д゚))))ガクガク
このような被害を避けるために、間違いなく飛ばされた先のURL が paypal.com/ になっているか確認して下さい。もし、ここでいってる意味がわからない方は、今後もネット決済は考えない方が良いと思います。
PayPal にログインすれば支払い手続きが終了します。これまでのアカウント名の横にあったFREE表示から、VIPに変わっていることで有料サービスへの移行手続きが完了したことを確認出来ます。
以上で、従来通り、homeip.net 等のダイナミックドメインが選択可能になり、解約されたドメインを再度登録すれば復帰完了です。
これまでの Freeサービスから、今回の有料化の以降によって、利用出来るサービスが大幅に増えていますので、内容については別の機会に紹介したいと思います。これで、無事、長年使用してきたドメインの復帰が完了しました。
第三者にクレジットカード情報を提供する必要がない、というPayPalの謳い文句ですが、PayPal 自信が第三者である事に変わりはありません。一度、カード情報を提供した以上、カード情報を無向にする方が心理的にも安心です。
そこで、JNBの口座から PayPal の引き落としが確認出来たところで、 VISAデビットメニューから、発行したカードレスビザデビットカードを無向にします。ちなみに決済した直後に確認したらすぐに引き落とされていました。
PayPal に登録するために発行した "カードレスVISAデビット" を無向にするか、またはカード番号を変更します。カード決済の必要に応じて、無向、有効を切り替える方が良いと思います。
これにより、PayPal に登録したデビットカードを第三者に不正利用されるリスク、心配から解放されます。
PayPal 側で登録したカード情報を削除することでも、同様の安全性が担保できると考える方がおられるかもしれないので、補足しておきます。PayPal はあくまで第三者です。登録したカード情報を削除したので、削除されたと考えるのは間違いです。本当に削除されたか確認する術は何もないからです。一方、今回紹介したような、銀行側で行う、カード取り引きを無効化する方法とは、全く意味が違います。もし、DYNの決済に PayPal 決済を利用し、PayPal のカード情報を削除するぐらいなら、DYNの決済に直接、カードレスVISAデビットで決済し、JNB側でカードを無効化するほうがずっと安全です。なぜなら、DYN も PayPal もカード情報を提供する第三者であることに変わりなく、安全の担保はデビットカード情報の発行元である銀行側、今回、紹介したケースではジャパンネット銀行で行わなければ意味が無いからです。
今回、海外サイトと決済を行うために、カード決済と PayPal について考えてみました。取り引きは信用があってこそ成り立つ物であり、初めての利用者に、我が社のシステムは安全だから何も心配するなと、簡単で最高の安全性を提供していると主張されても、先ず、一般の方には理解出来ません。
表だって強調される利便性の裏には、必ず何かしらのリスクが隠れています。簡単、手間なし、利便性を強調されるよりも、ユーザー自らが何からの自衛対策が行える機能が、オプションで提供されていることの方が、余程安心感に繋がります。
今回、海外とのオンライン決済の必要に迫られ、PayPal と JNB のシステムを使用してみましたが、その点を強く再認識することとなりました。