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Netatalk2 -AppleTalkファイルサーバー導入

ここでは、Netatalk2.x を使用し、Samba (Windows ファイルサーバ) との相互乗り入れを想定した AppleTalk ファイルサーバの構築を目的としています。

以前公開していた FedoraCore2 /4 を CentOS-4.4 クリーンインストール環境で新たに書き起こしました。(2006/10/22)

Netatalk 導入の目的

Netatalk(MacOS OSX) / Samba(Windows2000/XP) / Linux (CentOS や FedoraCore などのUnicodeベースLinux) 3つのプラットフォームで、日本語ファイルのやり取り可能な環境を構築するのが主たる目的です。

  • Macintoshクライアントの仲介役となるのが、Netatalk
  • Windowsクライアントの仲介役となるのが、Samba

という事になり、Linux においては FedoraCore や CentOS であればUTF-8 が標準となりましたので三者間で日本語ファイル名でのやり取りが行なえるようになります。

また、Linux コンソール上で日本語ファイルの操作も日本語で行なえるようになるためファイルサーバの保守管理も楽になります。これらの仕組を提供しているのが Linux サーバであり、ファイルサーバのために高価なWindows サーバを購入しなくても、相互乗入可能なファイルサーバを構築する事が出来ます。

ファイルサーバのためだけに Windows サーバの導入は無駄が多い

ファイルサーバについて

このサイトでは主にインターネットサーバを主に説明していますが、ファイルサーバは、外部に公開されたインターネットサーバに対して決して設置しないで下さい。ファイアウォール下のネットワークに配置するサーバとして説明しています。

相互乗り入れ可能なファイルサーバの用途

Macintosh や Windows との相互乗入が重視されるファイルサーバは、主に、DTP や DTV 、3DCG 制作の現場で大所帯になるほど制作高率を高める事が出来ます。実際に映像制作や 3DCG 制作現場では、Gbit Ether を導入しダイレクトにファイルサーバに設置されたデータを直接修正します。(自分はこちらの畑の人間です )

また、SOHO ユースでも Windows 、Macintosh それぞれに優れたソフトウェアあり、Mac と Windows を使い分けている方も多いと思います。このような制作環境において相互乗り入れ可能なファイルサーバは生産性を飛躍的に高めます。

Windows サーバの場合

Windows Server は高価(10万円程)で、接続可能なクライアントOS は安価な HomeEdition ではドメインにすら参加できず高価な XP Professional(4万円程) が必要です。更に、Windows Server に接続するためには一台毎にライセンス料(6000円)を支払う必要があります。

また、ビジネス向けクライアントOSであるWindowsXP Professional では、小規模な "Windows 同士のファイルサーバ" としては使えますが、Macintosh は乗り入れ出来ません。

AppleTalkサーバ欲しさにWindows Server を購入すると 必要の無いインターネットサーバとしてのシステムを買わされ、挙げ句の果て要らぬセキュリティリスクを背負わされる事になります。(言い過ぎかも、、)

単にファイルサーバを構築できれば良いと言う小規模ネットワークではちょっと手が出せません。導入コストだけでなく、その後のアップグレード時のコストも考える必要もあります。

OX-X Server の場合

OX-X Server の場合、クライアントOS であるOX-X に対し接続に対してライセンス料は発生しません。(ラインナップによって接続数に制限はある) また、Server OS の価格もWindows Server に比べ低価格であり、クライアントOS もWindows XP HomeEdtion のようなセキュリティ面を偽性(制限)にした廉価版OSは存在しません。

Linux と同様に Unix ベースのOS であり、Samba も利用できますので、相互乗り入れ可能なファイルサーバ導入を目的とした場合、Windows サーバよりも低コストでお勧めです。

Linux の場合

Linux は、ライセンスフリーの Unix系 OS であり、様々なサーバプログラムがGNUライセンスのもと、無料で利用する事が出来ます。これらを組み合わせて無駄のないサーバを構築する事が出来ます。

Windows ファイルサーバに Samba 、Macintoshファイルサーバに Netatalk が古くから存在しましたが、日本語に関しては OSが扱う文字コードが異り運用が難しい側面がありました。

現在は国際規格 UTF-8 の普及浸透が待たれる状況にありますが、Netatalk にパッチを充てる事で、CUP をしない、つまり UTF-8 を利用し旧世代の Mac OS9 を引き込む事が可能になります。

これにより、Windows / OS-X / Mac OS / Linux (Fedracore や CentOS) 異るプラットフォームで、日本語ファイル名を使用したファイルのやり取りが可能になった。

ここで試した CentOS 4.4 のクリーンインストール環境では、コピー時にエラーが発生する事もなく非常に安定しており、実用レベルにあると思います。(FC4では不安定だった)

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