ここではサーバーをレンタルすることで得られるメリットについて、ISP が提供するサービスや無料のホームページ、ブログサービスと比較して考えます。
サーバーの利用目的は様々ですが、最も大きな理由に独自ドメインによる運用が可能になる点が挙げられます。
独自ドメインは、レンタルサーバーとは別に、ドメイン取得、維持費が発生します。(年間1,000円~3,000円程度で取得するドメインによる) ISP が提供するホームページ スペースやインターネット上で無料のブログサービスでは独自ドメインによる運用は行えません。
ドメインが分かり易くなるだけでなく、サイトの独自性、WEBサイトとメールアドレスのドメインを統一する事が出来るようになるため認知度が高まります。また、SEO 的に有利に働きます。
ISP が提供するホームページ サービスや 無料のブログサービスを利用したサイト運用に比べ、レンタルサーバーによるサイト運用には以下のメリットがあります。
趣味で運営する個人サイトの場合、以下のメリットがあります。
無料サービスは、サービスを提供する条件として、コンテンツ内に広告が表示されますが、このような広告は一切表示されません。商用利用に関しても制限がありません。
無料で提供されるサービスは、アフィリエイト広告に制限が設けられている事があります。レンタルサーバーの場合は、このような制約がないため広告収入を得たい方に適しています。
アフィリエイト広告を活用すれば、格安レンタルサーバーの場合、ドメイン維持管理費用を含め、ランニングコストを広告費用で賄うことは難しい事ではありません。
無料で提供されるブログサービスは、CMS そのものを共用しているため混雑する時間帯はサイトの更新さえ行えないほどレスポンスが低下します。
サーバーをレンタルした場合、ブログ CMS など自分専用の CMS をインストールする事が可能で、比較にならないほど快適にサイト更新作業が行えます。
特に、主婦など本格的にアフィリエイト収入を考えている方に適しています。
昔は、SOHO など小規模ビジネスの分野でも ISP のホームページスペースを利用していましたが、現在、殆どがレンタルサーバーで独自ドメインにより運用されています。
ISP が提供するホームページスペースでは、(ショップなど収益を生む)商用利用は制限されていますが、このような制約はありません。
レンタルサーバーで、独自ドメインを取得する場合、WEB アドレスに http://mydomain.co.jp 、メールアドレスに oresama@mydomain.co.jp という具合に共通のドメインを利用する事が出来るようになります。
ISP が提供するメールアドレス、ホームページスペースは、ISP が所有するドメインになります。そのため、サイトの独自性を出す事は出来ません。
ビジネス用途では、社員それぞれに複数のメールアドレスが必要となる場合がありますが、このような用途も想定されているため ISP とは違い、メールアカウント数の制約が少なくなります。