カレンダー情報は WebDAV を介して PostgreSQL データベースに保存されますので、サーバーのバックアップは PostgreSQL で行います。ここではデータベースの定期バックアップ、復元、その他の機能について説明しています。
カレンダーユーザー含む全てのカレンダー情報は davical データベースに格納されています。davical データベースのバックアップには以下の手順を踏みます。
root ユーザーでは実行できません。上記コマンドの意味は以下の通り。
新しい PostgreSQL サーバーに移転する場合など、上記、davical.pgdump ファイルを復元する手順です。
つまり、DAViCAL データベース作成スクリプトが実行されたままの状態を仮定。
まっさらな状態にするため、davical データベースを削除します。
再度、davical データベースを作成します。
上記、バックアップしたdavical.pgdump を書き戻します。
一連の作業をシェル化しておけばメンテナンスも楽です。
cron デーモンを使って定期的に davical データベースをバックアップするには、/etc/crontab に以下の一行を追記すれば OK です。(横着しています)
30 4 * * * postgres pg_dump -U davical_dba -f /backup/db/davical.pgdump davical
上記例では 午前 4時 30分 にバックアップしています。
DAViCAL は Webベースではなく、カレンダークライアントが前提の CalDAV サーバーですが、作成したパブリックカレンダーを Web サイト上で公開する事も出来ます。
CalDAV Display が上記ページ配布されています。別途 Pear's Date と JQuery を所定の位置に配置する必要があります。また、css のカスタマイズも必要になると思います。DAViCAL の用途で特に必要は感じないので試していません。
後、セットアップ時に YAML 関連でエラーが表示されていたので本稿で紹介した内容では何か不具合があるかも知れません。