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セキュリティ / SSL => ログ自動監視ツール Swatch > 3.Swatchで複数のログを監視するには
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Swatchで複数のログを監視するには

maillogや、secureなどの他のログを監視したい場合は、それぞれに.swatchrcファイルを作成します。例を挙げて説明します。

ディストリビューションによって、システムログの出力先は異なる場合があるので、実際にログを確認した上で設定を行う必要があります。そのままは使えません。

/var/log/maillogを監視する場合

sendmailの場合、出力するログのレベルをsendmail.cfで調整できます。監視できる内容も変わります。ユーザのホームディレクトリに

/home/swatch/.swatchrc.mail を作成します。ログファイルのアクセス権等、前のページで説明した手順と同じです。

/home/swatch/.swatchrc.mail

watchfor = /reject/i
  mail=root@my_domain.homeip.net

watchfor = /NOQUEUE: Null connection from/i
  mail=root@my_domain.homeip.net

一行目の指定はメールの不正中継に関するアタックを検知します。
二行目の指定はPortScanを検知します。

/var/log/secureを監視する場合

secureログには、ユーザー認証に関するログが書き出されます。これも同じように設定ファイルを作成します。

/home/swatch/.swatchrc.mail を作成します。

/home/swatch/.swatchrc.secure

watchfor = /refuse/i
  mail=root@my_domain.homeip.net

ポートスキャンの徴候を監視し、root宛てにメールを送ります。

Swatchの起動と停止

オプションを付けずに起動した場合は、 var/log/messageが.swatchrcに設定された内容に基づいて処理されます。

新たに/var/log/maillog、/var/log/messageを監視する場合 -c オプションで先ほど作成した設定ファイルを指定し、-t オプションでlogファイルを指定して新たにSwatchを起動する必要があります。

/var/log/massageの監視

$ swatch &

/var/log/maillogの監視

$ swatch -c ~/.swatchrc.mail -t /var/log/maillog &

/var/log/secureの監視

$ swatch -c ~/.swatchrc.secure -t /var/log/secure &

起動を確認するには

# ps ax | grep swatch

起動を停止するには、上記コマンドで表示されたプロセス(pid)番号をKillします。

# kill -TERM プロセス番号

この様に監視したいログ毎に swatchrcファイルを作成し、それぞれ起動することになります。いちいちコマンドをたたくのは面倒なので、次は起動スクリプトに登録し起動時に立ち上がるように設定します。

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