.
セキュリティ / SSL => FC/CentOS4 で構築する不正侵入検知システム > 1-5.Snort 起動に関する設定・起動スクリプト作成
Linux 活用ガイド:目次

サーバ構築ガイド

レンタル ガイド

ショップ 構築ガイド

情報漏洩対策

Snort 起動に関する設定・起動スクリプト作成

Snort-2.6.x 起動に関する注意

これまでの一連の流れで、snort は起動できる常態にありますが、snort-2.6.x からルールセットは付属していません。そのため、先にルールセットを入手しなければ、snort を起動することは出来ませんので注意してください。

Snort を起動させる前に、右メニュー "ルールセットの自動更新" で説明している Oinkmaster のセットアップを行う必要があります。前回、公開していた 2.3.x から 2.6.x への書き直しであるため、手順が前後しています。<(_ _)>

Snort の起動オプションについて

Snort には運用上、重要な起動オプションが多くあります。詳細は、以下を参照していただくとして、重要なポイントを掻い摘んで説明します。

参照 => Snort マニュアル日本語訳

Snort の起動因数は、以下のように指定します。RHL では起動スクリプトが用意されていますのでそちらを修正する事になりますが、、、

以下の例では、ルートユーザが実行していますが、-u で snort 権限で実行するように指定されています。

# /usr/local/bin/snort -dev -u snort -g secure -c /etc/snort/snort.conf

引数の必要のないオプションは -dev 、または -d -e -v と指定する事も出来ます。また、-v は検証用のオプションで、 パケットダンプの内容をコンソール上に表示する事が出来ます。本番の動作では指定しないようにして下さい。

以下、代表的な起動オプションです。

-c /etc/snort/snort.conf

設定ファイルを指定しています。これにより snort.conf に記述された設定が、初めて有効になります。 つまり " ネットワーク不正侵入検知モード "で snort を実行させる場合に、必要となるオプションです。注意して下さい。


-A fast
/var/log/snort/alert に出力されるログのレベルを指定します。
full fast unlock none
上記の例ではfastを指定していますが、この場合、/var/log/snort/alert に以下のように一行にまとめられます。

03/24-19:00:46.190801 [**] [1:402:4] ICMP Destination Unreachable (Port Unreachable) [**] [Classification: Misc activity] [Priority: 3] {ICMP} xxx.x.xx.x -> 192.168.4.144

特に Swatch でリアルタイムにメール、スクリプト等アクションを起こしたい場合に有効です。

注意
この指定を行った場合、MySQLへの出力が機能しませんでした。また、syslog も無視されてしまうようです。ACID を利用する場合は注意して下さい。


-d
アプリケーションレイヤーを記録します。


-e
レイヤー2のパケットヘッダを記録します。


-D
デーモンモードで起動します。テスト段階でコンソール上で動作状況を確認したい場合は指定しません。このオプションは、動作検証後の運用段階で指定します。 -v
このオプションを指定した場合、コンソール上にパケットを出力します。動作確認を行う段階で指定します。負荷が高い上、パケットの取りこぼしが発生するため、通常の運営には指定してはいけません。


-l /var/log/snort/ (小文字のエル)
ログディレクトリの指定します。


-i eth0
パケットを監視するインターフェイスを指定します。複数のインターフェイスに飛んで来るパケットを監視したい場合は、 -i any とします。この場合、全てのインターフェースが対象となります。(any は kernelバージョンに依存します。FC2、CentOS は問題ありません)


-o
lert → Pass → Log の評価順を Pass → Alert → Logの順に変更します。これにより、 local.rules などで pass アクションを指定し、特定のネットワークを除外するような設定を行った場合、pass アクションが有効に機能します。pass アクションについては後述します。


-p
プロミスキャスモードを無効にします。これを有効にした場合、自分宛てに届くパケット以外は破棄されるため、自ホストのみが監視対象となります。内部の盗聴行為の監視が必要がない、監視するサーバーが自身のみの場合に使用します。


-z
stream4 プリプロセッサを有効にします。ハッカーが管理者の目を詐くための連続するダミー攻撃を回避します。以下のサイトで解り易く解説されています。

参考URL => Snortへの攻撃とその対策

snort の起動オプションは非常に多岐にわたります。上記のオプションで十分対応できると思いますが、それぞれのネットワーク環境に応じて指定する必要も出てきます。

Snort 起動スクリプトの作成 snort-2.3.x まで

Snort-2.6.x から起動に関する設定で変更があります。次のページで追加説明しています。新たに snort をセットアップする場合は、以下は無視して次のページにお進み下さい。

snort-2.3.x まで

snort-2.3.3/contrib/ に RHL 用の起動スクリプトが用意されています。これを雛形に起動スクリプトを作成します。snort は、様々な起動オプションがあります。起動オプションはそれぞれの目的に合わせる必要があります。

snortd と名前を代え、適切なパーミッションを設定して /init.d/ へコピーします。
以下修正内容です。

snort-2.1.1-RC1/contrib/ に起動スクリプトが用意されています。起動オプションはそれぞれの目的に合わせる必要があります。

/etc/rc.d/init.d/snortd
#!/bin/sh
#
# Startup script for the Snort IDS
#
# chkconfig: 345 91 35
# description: Snort IDS system.
# processname: snort
# pidfile: /var/run/snort_eth0.pid

# Source function library.
. /etc/rc.d/init.d/functions

SERVER="/usr/local/snort/bin/snort"
ARGS="-i eth0 -Ddeoz -u snort -g snort -c /etc/snort/snort.conf -l /var/log/snort"

# See how we were called.
case "$1" in
   start)
     echo -n "Starting snort: "
     daemon "$SERVER $ARGS"
     echo
     touch /var/lock/subsys/snort
     ;;
   stop)
     echo -n "Shutting down snort: "
     killproc snort
     echo
     rm -f /var/lock/subsys/snort
     ;;
   restart)
     $0 stop
     $0 start
     ;;
     *)
     echo "Usage: $0 {start|stop|restart}"
     exit 1
esac

exit 0

FedoraCore / CentOS であれば、X window備え付けのサービスツールを使ってRUNレベルを設定すると便利です。起動時のログは messages で確認できます。

# tail -f /var/log/massages

動作確認が取れたら、次は、Snort がパケットフィルタリングに使用するルールファイルの自動更新を行います。

1.侵入検知システム構築

2.ルールセットの自動更新

3.Snort の活用


keyword: セキュリティ

iconセキュリティアプライアンス

icon山田オルタナティブ 注目!

iconShare :セキュリティ 注目!

iconデジタルフォレンジック

icon暗号化技術

iconWAF

icon検疫ネットワーク

iconメールフィルタリングツール

iconPCログ監視ツール

iconスパム対策ツール

iconワンタイムパスワード

iconウイルス対策ソフト

iconPKI

icon個人情報保護法対策特集(前編)_フォレンジック

icon個人情報保護法対策特集(後編)_暗号化ツール

iconWeb暗号の基礎技術「PKIとSSL」

iconハイジャッカー

icon検疫ネット実現の3方式

iconウイルス対策サービス

iconメール暗号化ツール

iconバイオメトリクス認証

iconバイオメトリクス認証ツール

iconアンチウイルスソフト

icon情報漏洩防止ツール

iconIDS(不法侵入検知システム)

iconシングルサインオン(SSO)

icon初めての「検疫ネットワーク」入門

Keyword:最新 IT関連

iconEvil Twin :セキュリティ

iconShare :セキュリティ new

iconDomainkeys :セキュリティ

iconコメントスパム :セキュリティ

iconエバネセント通信 :ネットワーク

iconSPIT(スピット) :ネットワーク

iconc.link :ネットワーク

iconiBurst :ネットワーク

iconミリ波 :ネットワーク

iconドライカッパー :ネットワーク

iconWeb2.0 :WEBサーバ構築

iconAjax(エイジャックス) :WEBサーバ構築

iconポッドキャスティング :WEBサーバ構築

keyword: ネットワーク

icon専用線サービス

iconロードバランサ(負荷分散装置)

iconIP-VPN

iconモバイルアクセスサービス

iconブロードバンドルーター

iconVoIPゲートウエイ

iconWeb高速化ツール

icon無線LANの基礎と100M超の「MIMO」

iconレイヤー3スイッチ

Keyword:WEBサイト構築

iconタグクラウド

iconRSS(アールエスエス)

iconWebコンテンツマネジメント

iconWebログ解析ツール

keyword: OA・周辺機器

iconネットワークカメラ

iconカラーレーザープリンタ

icon複合機

iconモバイルプロジェクタ

iconHD DVD(High Definition DVD)

iconデジタルテレビ

iconテレビ会議システム

My Select Goods

デジタル器機

おすすめデジタル一眼レフ

セキュリティ強化型 ノートPC

P2P無料IP電話

iconSkype(スカイプ)とは?

icon無料IP電話スカイプ>Download

スカイプ 対応フォン(USB)

SKYPE カンファレスフォン BUFFALO  USB対応 Skypeフォン BSKP-U201/SV CG-USBPH01 Skype API対応 コンパクト USBフォン

ELECOM Skype会議用ハンズフリーフォン MS-CO95USV ELECOM SKYPE対応アドレス帳 BT-MG2 WB-2501 Skype標準搭載USBハンディフォン

SONY インターネットテレフォン 「マウストーク」 ブルー[VN-CX1/L] SONY インターネットテレフォン 「マウストーク」 ブライトレッド[VN-CX1/R] GOD ABILITY IPフォン SKYPE対応 USB VOLP PHONE USBハンドセット P5-D

God Ability スカイプ対応USBIPフォン P4-K ハギワラシスコム USBスカイプハンドセット HUD-SKH01 GH-UCM-HS スカイプ対応イヤフォンタイプヘッドセット

セキュア Linux 関連書籍

bottom_mark
ページ最上部
ページ最上部 前のページ