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同期の自動化とクライアントとしての時刻合わせ ~ xntpd

xNTPサーバーの同期を自動化

定期的に同期をとるには、crondを利用します。 適当なスクリプトを作って以下のディレクトリへほりこむか、

/etc/cron.daily
/etc/cron.hourly
/etc/cron.monthly
/etc/cron.weekly

これらの実行ディレクトリを管理している /etc/crontab へ直接書き込みます。

/etc/crontab

0 3 * * * ntp ntpdate -b 210.173.160.86

この例では毎日午前3時に時刻合わせを行います。FC2ではntpdはntpユーザーで実行されていますのでntpとしました。手動で追記する場合は、最終行は改行で終わる必要がありますので注意して下さい。

クライアントとしての時刻合わせ

FedoraCore2を Xシステムでインストールした場合、標準でクライアントとして時刻同期が行えるインターフェイスが用意されています。といっても同じ xntpで動作します。

システム設定 → 日付と時間
ネットワークタイムプロトコル(ntp)を有効にする

にチェックを入れることで指定したサーバーに問い合わせます。 ここに表示されるサーバーリストは /etc/ntp/ntpservice に記述されています。

先程の時刻合わせは、タイムサーバーとしての時刻合わせ(同期)であり、ここで行うのはクライアントとしての時刻合わせの設定です。システムのタイムスタンプとして記録される情報はここでの時刻合わせになります。

ローカルクライアントの設定

サーバーにアクセス可能なローカルエリア内のホストで、今回構築したタイムサーバーに時刻を問い合わせるように設定します。

  • MAC OS 8.6 ~ 9
    • システムにntpクライアントが組み込まれています。コントロールパネルの[日付 & 時刻]を開きサーバーオプションのタイムサーバータブを開き、先ほど立ち上げたローカルタイムサーバーのアドレスを設定します。
  • Windows98 / NT / 2000
    • LinuxやMacOSのように、OS側に時刻を同期行う機能はありません。(XPにはクライアントが付属します)
    • 桜時計などのフリーウェアを使って時刻あわせを行います。桜時計で検索してみて下さい。有名なフリーウェアですので直ぐに見つかります。設定は至ってシンプルですので説明の必要はないと思います。起動の度に時刻を合わせるのであればスタートアップに登録するとよいでしょう。

以上でローカルエリア内全てのマシンを、正確な時刻で統一することが可能になりました。

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