AWSwatとはApacheのログを解析するperlスクリプトです。ブラウザからサイトの訪問状況を視覚的に確認できます。どのような解析が行えるのかは、本家サイトでサンプルを確認されれば、一目でわかります。
本家サイト http://awstats.sourceforge.net/
FC2ではエクストラパッケージで AWSwats-6 最新版が供給されていますので、今回はこれを利用します。自身ver4からソースで利用していましたが、 パッケージを利用する場合は、導入が非常に簡単です。 ログのデコード、取り込み処理、全て自動で処理されます。
インストール、設定だけで即利用が可能です。導入時間たったの3分てところです。
日本語のデコードに jcode-perlが必要になりますが、FCには標準でインストールされていると思います。なければAWstatsインストール前に、このperlモ ジュールをインストールしておく必要があります。 aptget yum等でパッケージをインストール済であることを前提に話しを進めます。
AWStats は perlスクリプトで書かれています。一定時間ごとに、Apacheのログを集計、データはテキストファイルとして切り出され、CGI で呼び出してブラウザに表示します。CGIで巨大なデータを扱うため、操作の度にサーバーに相当な負荷をかけますが、ブラウザにスクリプトを埋め込むアク セス解析ツールのように閲覧の度に負荷はかからないため、これらの解析ツールと比較した場合はサーバーにかける負荷は一時的なので優れます。
欠点としては、ホストごとの追跡までは行えない点でしょうか。ホスト(接続者)ごとの情報はトータルアクセス数しか分析できません。個別のリファラーにつ いても同様で、リファラーは纏めて集計されます。この点はページ埋め込み型のアクセス解析ツールの方が優れますが、こちらは逆に全体を把握する事が難し く、AWStatsなどに代表されるWebサーバーのログを解析するツールとは性格が全く異なります。両者のメリットを理解した上で、アクセス解析を行う と見えなかったものが見えてきます。
以下のサイトでエクストラパッケージが配布されていますので、AWStatsをインストールしてください。yumやapt-get のレポジトリに登録してこれらのパッケージ管理ツールからインストールしても構いません。