ここで導入する Qpopper で利用できる受信サーバー用のアカウントには次の種類があります。
popauth コマンドでAPOP認証データベースを作成します。この作業は初回のみです。
/etc/pop.auth
ファイルが生成されます。所有権がpopユーザーになっていることを確認します。
taro に対してパスワードを作成します
セキュリティ上、Linuxユーザーと同じパスワードにしないで下さい。 apop 用の専用のパスワードとします。
POPサービスは、接続要求の度に起動するTCP Wrapper で起動するサービスの代表格です。この仕組みは inetd 又は xinetd サービスが行っており Qpopper に関する設定が必要になります。FedoraCore 2 は xinetd を採用していますので xinetd についての設定のみ説明します。
inetd に関しては、かなり古い記事になりますがこちらで説明していますので参考にして下さい。
port110の接続要求に対してqpoperを起動するようにします。 /etc/xinetd.d/popper を作成します。xinetdの書式に関する説明は割愛します。 他の書類を参考にすれば分かると思います。
service pop3 { socket_type = stream wait = no user = root server = /usr/local/sbin/popper server_args = -s -p 2 disable = no }
server_args = -s -p 2
と popperの起動オプションを指定する事で、
POP APOP の両方に対応できます。ローカルユーザーにMUAを限定したくない場合に便利です。ただし、POPの場合はLinuxユーザーのパスワードとなりますので注意して下さい。
( 起動オプションについては、付属のpdfに説明があります。)
しかし、このままでは外部からの接続を認める場合、通常のPOP認証も許可してしまうことになります。 この対策はTCP Wrapper側で行う事が出来ます。